江口君

応挙 江口君_03.jpg
  • 襖絵・幽霊画で有名な円山応挙による美人画。
  • 題材の「江口」は、昔から画題として好まれた能の「江口」の一場面とか?
  • 白象にゆったりと腰かけている遊女。その手には何やら難しそうな文を持ち読みふけっている。
  • 文殊菩薩は獅子に跨り、普賢菩薩は白象に乗って現れる。
  • 象に乗る遊女は実は遊女に非ず。法華経の守護者普賢菩薩の化身か。手に持つ文は法華経かもしれない。

年代

江戸時代中期頃

備考

  •   応挙にしては珍しい美人画。
  •   人物の表情から着物や帯の柄まで、写実派と言われる応挙の実力をいかんなく発揮する。
  •  しかし、さすがの応挙と云えども、実物の象は見たことが無かったのか?象については先人が書き残した物を参考にしたのか?我々の目から見ても、若干違和感を覚える。多分応挙も象の姿を想像しての作成だったか?
  •     他の応挙作品→仙人図
 

写真

応挙 江口君_01.jpg 応挙 江口君_02.jpg
江口君_05.jpg 江口君_04.jpg

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