菊池槍 肥後延寿一門造
(きくちやりひごえんじゅいちもんつくり)
南北朝のころ九州でも宮方・菊池氏と幕府方・小弐氏等がはげしく戦った。筑後川の合戦で敗勢になった菊池主従は竹薮に中に終結し、自刃すべく短刀を抜き連ねた。その時、大将の武時(武光)が思い直して、手頃な竹を切り、その短刀にくくりつけて、即席の槍が出来た。
皆もそれにならい、一丸となって敵の重囲を破り危機を脱することが出来た。
戦いが終わってから延寿一門に本式の槍1000本を作らせ、自軍の戦法を槍中心に改め威力を発揮したので、「菊池千本槍」として恐れられるようになった。
現存品は少なく、在ってもほとんどが柄を切って短刀に直しているから、本品のような完体は珍しい。
刀剣鑑定の権威・佐藤寒山博士が自ら鞘書をしている。
Page Info | |
---|---|
Page Name : | 山名蔵/収蔵品/武具/菊池槍 |
Page aliases : | None |
Page owner : | admin |
Can Read | |
Groups : | All visitors |
Users : | All visitors |
Can Edit | |
Groups : | No one |
Users : | No one |
Counter: 5287,
today: 1,
yesterday: 0
Princeps date: 2011-10-01 (Sat) 12:35:07
Last-modified: 2012-07-07 (Sat) 11:16:08 (JST) (3123d) by admin