#navi() *特別寄稿「山名氏の系譜と事歴」 [#nbd6bc7d] RIGHT:鳥取県史専門委員 &font(140%){日置粂左衛門}; 山名氏は清和源氏の出である。源義家の子義国は、下野国足利庄(現在の栃木県足利郡の全部と安蘇郡の一部を含む)に住んだ。義国の子義重は上野国新田庄(現在の群馬県新田郡)を譲られて新田太郎と言い、新田氏の祖。次子義康は足利庄を譲られて、足利三郎を称して足利の祖となった。 義重の三男義兼は本宗をついで新田氏を名乗ったが、長男義範は上野国名胡郡山名郷に住んで山名氏の祖となった。山名氏の本拠の山名郷は『和名抄』に「山字(山宗)」と記し、多胡郡に属しているが、いつしか緑野郡の所管となり、「但馬村岡山名家譜」に次のように記す。 父義重より上野国緑埜郡山名の庄を以って義範に譲り与へられる。是によりて新田の家名を改めて、山名を以って家号とし、山名の冠者と称せられる。 #navi()
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