ページへ戻る
印刷
山名氏編年史の考証
をテンプレートにして作成 ::
山名氏史料館『山名蔵』のページ
xpwiki
:山名会/刊行物等/山名第６号/山名氏編年史の考証 をテンプレートにして作成
開始行:
#navi
* 山名氏編年史の考証
CENTER:─ 清和源氏の形成から明徳の乱後まで ─
RIGHT:山名年浩
----
#contents()
* 書籍名の略称表示について（事務局）
-省頁の為、頻繁に登場する書籍名につきましては略称を使用し...
-見づらいかと思いますがご理解下さい。（事務局）
|CENTER:略 称|CENTER:書 籍 名|h
|①大日|『大日本史料』|
|②家譜|『山名家譜』|
|③守護辞典|『室町幕府守護職家辞典』|
|④氏清年譜|『山名陸奥守氏清公略年譜』|
|⑤南北朝史|『南北朝編年史』|
|⑥常熈年譜|「山名常熈関係略年譜」&br;（『山名常熈と禅刹』...
#clear
*嘉祥３(850)～天慶３(940)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|850|嘉祥3年3月25日|惟仁親王（清和天皇）誕生。文徳天皇の...
|858|天安2年11月7日|清和天皇が即位（９歳）[[＊１>#nen001]...
|874|貞観16年3月13日|貞純親王が誕生。[[＊２>#nen002]]清和...
|895|寛平7年2月15日|経基王が誕生。[[＊３>#nen003]][[＊４>...
|909|延喜9年10月5日|経基王が元服、正六位上、左馬介に任ぜ...
|912|延喜12年4月10日|源満仲が誕生。源経基王の嫡子。母は武...
|916|延喜16年5月7日|貞純親王が死去。|『尊卑分脈』|
|940|天慶3年2月8日|平将門追討軍が編成され、経基王は副将軍...
|~|2月14日|藤原秀郷、平貞盛が平将門を滅ぼす。|「将門純友...
|~|~|経基王は駿河国清見ヶ関に至った日に、これを聞き帰路。...
**
#back(,right,0)
-＊１、&aname(nen001);『山名家譜』には生年の記載はないが...
-＊２、&aname(nen002);『山名家譜』では、貞観１６年誕生と...
『系図簒要』では貞観１５年（８７３）３月２３日誕生となっ...
-＊３、&aname(nen003);『尊卑分脈』では天徳５年（９６１）...
#back(,right,0)
-＊４、&aname(nen004);経基王は、清和天皇の第６皇子である...
『史学雑誌』第１１編第２号『六孫王ハ清和源氏ニ非ザルノ考...
『源頼信告文』（『石清水文書』）の関係する箇所を抜粋する...
敬しんで先祖の本系を煖め奉れば大菩薩の聖体は忝けなくも其...
先人は新発（満仲）、その先きは経基、その先は元平親王、そ...
となっている。
すなわち、清和天皇―陽成天皇―元平天皇―経基王―満仲―頼信とい...
清和源氏についての研究者の奥富敬之氏は『清和源氏の全家系...
-＊５、&aname(nen005);生年不明、貞純親王の子、六孫王と呼...
#back(,right,0)
* 天慶３(940)～康平６(1063)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|940|天慶3年8月27日|藤原純友の追捕使として、小野好古を長...
|~|8月|経基王が帰郷する。正四位下に叙せられ、太宰大弐に任...
|941|天慶4年6月20日|藤原純友、警固使橘遠保に討たれる。|「...
|~|9月6日|追捕使源経基、豊後国で海賊を破り、桑原生行を捕...
|961|天徳5年11月4日&br;（応和元年）|経基王が逝去。[[＊７>...
|968|安和元年|源頼信が誕生。満仲の三男。母は大納言藤原元...
|969|安和2年3月25日|源満仲、橘敏延等謀反の由を密告し、同...
|970|安和3年3月|源満仲が摂津守となる。|[[②家譜Ｐ６>山名会...
|~|3月15日|源満仲多田庄に住する。|②家譜Ｐ７|
|~|（天禄元年）|||
|971|天禄2年|多田庄に一寺を建て鷹尾山法華三昧院（現在の多...
|986|寛和2年8月15日|源満仲が出家する。法名満慶。|[[②家譜...
|988|永延2年|源頼義が誕生。頼信の嫡男。母は修理命婦。|『...
|997|長徳3年8月27日|源満仲が死去（８６歳）。|「系図纂要」...
|1030|長元3年|源頼信に平忠常の追討を命じる。（これ以後、...
|~|9月 |源頼信上総介。平忠常追討の宣旨を賜わる。|[[②家...
|~|10月21日|源頼信、軍勢を引率いて武蔵国河越で、忠常の弟...
|1031|長元4年4月|源頼信、大軍を率いて下総国に至り、千葉城...
|1038|長暦2年7月14日|源義家が誕生。母は上野介平直方の嫡女...
|1048|永承3年9月1日|源頼信が死去。河内国通法寺に葬る。[[...
|~|（日不詳）|源義家が元服。石清水八幡宮にて。||
|1051|永承6年|源頼義、陸奥国の押領使安部頼良を追討のため...
|~|6月25日|源頼義、相模国鎌倉郡由比郷に石清水八幡宮を勧請...
|~|7月|源頼義、奥州に至り、安部頼良降参を乞いて、名を頼時...
|1054|天喜2年8月|安部頼時の子、厨川（くりやがわ）治郎貞任...
|~|9月|源頼義、大軍を率いて貞任を攻うつ。然るに頼義の国任...
|1062|康平5年11月29日|源頼義、義家が安部貞任一族を滅ぼす...
|1063|康平6年2月|源頼義、帰路の途中相州で八幡宮の社を由比...
|~|8月25日|源頼義、伊予守に任ぜられ、正四位下に叙せられる...
|~|（日不詳）|源義家、出羽守に任ぜられ、従五位下に叙せら...
**
#back(,right,0)
-＊６、&aname(nen006);『山名家譜』Ｐ４では天慶３年６月に...
-＊７、&aname(nen007);『尊卑分脈』では天徳５年１１月４日...
-＊８、&aname(nen008);『山名家譜』Ｐ８では天延２年（９７...
-＊９、&aname(nen009);『山名家譜』Ｐ７に元禄元年（９７０...
-＊１０、&aname(nen010);改元は３月２５日だから、３月１５...
-＊１１、&aname(nen011);『山名家譜』では天禄元年となって...
-＊１２、&aname(nen012);８月２７日卒とあり。「系図纂要」
-＊１３、&aname(nen013);１０３９（長暦３）生まれ。『国史...
-＊１４、&aname(nen014);『国史大辞典』に永承３年８１歳没...
-＊１５、&aname(nen015);１０５３年鎮守府将軍に。『国史大...
#back(,right,0)
*治暦元年(1065)～保元２年(1157)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1065|治暦元年9月1日|源頼義が出家し、法名を信海と号す。世...
|1079|承暦3年8月8日|源義家が勅を蒙り美濃国、八島佐渡守源...
|1081|永保元年6月|源義家が陸奥守に任ぜられ、鎮守府将軍に...
|~|8月|源義家が奥州に居住。||
|~|~|清原武衡、家衡、清衡兄弟が確執し、義家が是を和睦させ...
|1082|永保2年11月3日|源頼義が死去。[[＊１７>#nen017]]|[[②...
|1083|永保3年7月|源義国誕生。[[＊１８>#nen018]]|[[②家譜Ｐ...
|1086|応徳3年 春|源義家、国任終わるが、再任の宣旨を受けて...
|~|~|家衡、武衡と合戦。||
|1091|寛治5年11月|源義家、武衡、家衡一族を滅ぼす。|[[②家...
|1092|寛治6年正月|源義国が元服。陸奥四郎と号す。|[[②家譜...
|1095|嘉保2年 秋|源義家、月華門に候して鳴絃の法を行わる。...
|1099|庚和元年|源義国、院の北面に候して従六位に叙せられ、...
|1103|庚和5年8月|源義国が帯刀長に補せられる。|[[②家譜Ｐ１...
|1105|長治2年7月4日|源義家、病によりて出家。法名信了。|[[...
|~|8月18日|源義家死去。河内国通法寺に葬られる。[[＊１９>#...
|1124|天治元年9月|源義国、加賀介に任ぜられ、従五位下に叙...
|1135|保延元年|新田義重誕生。母は上野介敦基女。|『国史大...
|1150|久安6年8月|源義国、勅勘をこうむり、下野国足利荘に。...
|1154|久寿元年|源義国、仏門に入り、荒加賀入道と称す。|『...
|1155|久寿2年6月26日|源（足利）義国卒去。|[[②家譜Ｐ１８>...
|1157|保元2年3月8日|新田義重（義国の嫡男）、上野国新田郡...
|~|~|新田義重の長男太郎三郎義範、上野国多胡郡山名郷を伝領...
|~|~|新田義重の三男太郎義兼、新田一族の家督と新田荘内の大...
|~|~|新田義重の二男太郎義俊、多胡郡里見郷を受領、新田里見...
**
#back(,right,0)
-＊１６、&aname(nen016);承保２年（１０７５）剃髪して伊予...
-＊１７、&aname(nen017);『尊卑分脈』では永保２年１０月１...
-＊１８、&aname(nen018);『国史大辞典』では生年？
-＊１９、&aname(nen019);１１０６嘉承元年６８歳。（尊）『...
-＊２０、&aname(nen020);『山名家譜』参陣の路次において、...
『尊卑分脈』の義国の項でも、或記に云わくとして、同じ内容...
義国が下野国足利に移り住んだのは、妻（佐野基綱の女）の実...
-＊２１、&aname(nen021);『山名家譜』Ｐ１８義国に四男有り...
-＊２２、&aname(nen022);『山名家譜』Ｐ１９では『保元１年...
-＊２３、&aname(nen023);義重に７男１女あり。長男 義範（...
#back(,right,0)
*治承４年(1180)～建久２年(1191)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1180|治承4年4月9日|以仁王、平氏追討の令旨を下す。|『吾妻...
|~|（月日不詳）|以仁王の綸旨。義重の許に到来し自ら平家を...
|~|9月30日|頼朝、新田義重に書を遣はすといえども返報するあ...
|~|12月12日|頼朝、新造亭に移徒す。山名冠者義範等供奉す。|...
|~|12月22日|新田義重、頼朝の召に依りて参上す。|『吾妻鏡』...
|~|~|里見義成、京都より頼朝の陣に参上す。|『吾妻鏡』巻１|
|~|~|（一説に）新田義重、頼朝の気色をこうむる。|[[②家譜Ｐ...
|1181|養和元年7月14日|新田義重の息女の件（一度、他家へ嫁...
|1182|養和2年4月5日|頼朝、腰越辺江島に出でしめ給ふ。足利...
|~|7月14日|新田冠者義重、息女の件で頼朝の勘気をこうむる。...
|1184|寿永3年1月21日|木曽義仲敗死|『吾妻鏡』巻３|
|~|2月5日|山名義範、一谷合戦に義経勢として参加し、摂津国...
|~|2月7日|一ノ谷の合戦。||
|1185|文治元年3月24日|壇ノ浦の合戦。山名義範所々の戦場に...
|~|8月16日|渡辺神崎において勢揃いありて讃岐国八島に押寄て...
|~|~|小除目において、山名義範、伊豆守に任ぜられる。源義経...
|~|10月24日|勝長寿院供養。新田義兼、山名義範・重国ら頼朝...
|1186|文治2年3月|新田義重、上野、越後両国の守護となる。|[...
|1188|文治4年1月20日|頼朝、伊豆箱根三島社等参詣。新田義兼...
|~|3月15日|頼朝、鶴岡宮大般若経供養に臨席。里見義成、伊豆...
|~|7月10日|頼家、着甲始。武州（義信）御馬を頼朝に献ず。里...
|1189|文治5年4月18日|北条時連元服。新田義兼等出席。|『吾...
|~|6月6日|鶴岡宮塔供養に御白河院は馬等を賜ふ。使者、錦・...
|~|6月9日|鶴岡宮塔供養に頼朝臨席。供奉人に世良田義季（徳...
|~|7月19日|頼朝、奥州藤原氏討伐に進発。御共の軍勢に山名義...
|1190|文治6年1月3日|頼朝御行始、比企能員宅に入御。御共に...
|~|建久元年11月7日|頼朝入洛。供奉人に山名重国、新田義兼、...
|~|11月11日|頼朝、石清水に参詣。供奉人に山名義範等。|『吾...
|1191|建久2年1月11日|頼朝、鶴岡若宮に参詣。供奉人に山名義...
|~|2月4日|頼朝、二所参詣。供奉人に新田義兼、山名義範・重...
|~|3月3日|鶴岡宮臨時祭。頼朝参詣。供奉人に山名義範等。|『...
|~|4月4日|頼朝、二所参詣の時、山名義範供奉たり。|[[②家譜...
|~|4月30日|山名義範、山門所司とともに山門衆徒の訴状を頼朝...
|~|7月28日|寝殿対屋など完成、移徒。供奉人に山名義範、里見...
**
#back(,right,0)
-＊２４、&aname(nen024);山名家譜では治承３年に頼朝に平氏...
*建久３年(1192)～正安２年(1300)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1192|建久3年7月27日|頼朝、勅使を招く。その座に山名義範も...
|~|8月|頼朝､征夷大将軍に任じられ鎌倉幕府を開く。||
|~|建久3年10月19日|北条政子、新誕若宮（実朝）とともに幕府...
|~|11月25日|頼朝、永福寺供養に参ず。供奉人に山名義範、新...
|~|12月5日|頼朝、浜の御所に諸将を集め新誕の若宮（実朝）を...
|1193|建久4年3月21日|頼朝、下野国那須野、信濃国三原等の狩...
|~|4月28日|頼朝、義重の新田館に遊覧する。|『吾妻鏡』巻１３|
|~|5月8日|頼朝、富士野狩を覧るため、駿河に向う。御共に、...
|~|5月15日|斎日によって狩なし。終日酒宴。頼朝、里見義成を...
|~|5月29日|頼朝、曽我五郎を召して夜討宿意を尋ねる。その場...
|~|9月11日|将軍家、箭夜餅。その席に、山名義範も臨む。|『...
|1194|建久5年1月1日|将軍家の飯の席に里見義成は剣をもつ。|...
|~|=（この頃より『吾妻鏡』は鎌倉幕府の史料としての傾向を...
|~|2月2日|北条泰時、幕府にて元服の儀あり。山名義範、里見...
|~|4月4日|鶴岡臨時祭り。里見義成、奉幣使をつとむ。|『吾妻...
|~|8月8日|頼朝、相模日向山に参詣。供奉人に里見義成、山名...
|~|閏８月１日|頼朝、三浦に赴く。小笠懸あり。里見義成等つ...
|~|閏８月８日|北条政子、志水冠者追福供養。新田義兼も参加...
|~|11月13日|足利義兼、鶴岡にて両界曼陀羅供養。山名義範等...
|1195|建久6年3月10日|頼朝、東大寺落慶供養に赴く。供奉人に...
|~|3月12日|東大寺供養。供奉人に、山名義範、里見義成等。|...
|~|4月15日|頼朝、石清水に参詣。供奉人に里見義成等。|『吾...
|~|5月20日|頼朝、天王寺参詣。随兵に新田義兼、山名義範、里...
|~|6月3日|将軍若宮（頼家）参内。供奉人に山名義範等。|『吾...
|~|8月15日|鶴岡放生会。頼朝、参宮。供奉人に山名義範等。|...
|~|8月16日|頼朝、鶴岡参詣。里見義成等流鏑馬をつとむ。|『...
|~|10月7日|鶴岡臨時祭に頼朝参詣。供奉人に、山名義範等。|...
|1198|建久9年|重村（重国の３男）誕生。小名を小次郎。|[[②...
|1199|建久10年1月13日|源頼朝が死去。|『明日記』|
|1202|建久2年正月14日|新田義重が死去（６８歳）。|『国史大...
|1213|建保元年|和田左衛門尉、平義盛父子一族等叛逆を企るの...
|1219|承久元年2月|山名義範卒去。|[[②家譜Ｐ２９>山名会/刊...
|1221|承久3年5月15日|後鳥羽上皇、北条義時追討の院宣を発す...
|~|6月13日|宇治、勢多両所において合戦。山名重村は北条武蔵...
|1250|建長2年3月|閑院殿修造、将軍頼嗣公より諸国の地頭、御...
|1274|文永11年11月|文永の役||
|1281|弘安4年7月|弘安の役||
|1285|弘安8年11月17日|城入道一族叛逆。合戦。山名義長（重...
|1300|正安2年3月3日|信濃国御家人市河盛房の所領同中野西条...
**
#back(,right,0)
-＊２５、&aname(nen025);『山名家譜』では３月９日となって...
-＊２６、&aname(nen026);『山名家譜』では４月２０日となっ...
*正安３年(1301)～暦応４年(1340)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1301|正安3年8月25日|山名新治郎行直、同中務丞俊行、同三郎...
|~|(月日不詳)|山名政氏（義俊の長男）、上杉三郎藤原重房の...
|1302|乾元元年9月|北條相模守貞時、最勝園寺供養するにより...
|1303|嘉元元年月日不詳|山名時氏（政氏の嫡男）誕生。少名を...
|1324|正中元年|正中の変（後醍醐天皇の討幕計画発覚）||
|1326|嘉暦2年|山名政氏、剃髪。法名を道高。|[[②家譜Ｐ３６>...
|1331|元弘元年3月|後醍醐天皇、北條相模守高時を征伐の企て...
|~|9月|幕府は光厳天皇を擁立。||
|~|=（室町時代初期の基本文献である『太平記』には読み物と...
|1333|正慶2年3月27日|北條高時が下知として、足利治郎大輔高...
|~|~|山名時氏（当時３４歳）、高氏とともに京都に赴く（しか...
|~|4月16日|山名時氏、京都に着陣。|[[②家譜Ｐ４０>山名会/刊...
|~|4月17日|海老名六郎季行を密に伯耆国船の上に遣はし、北條...
|1334|5月|鎌倉幕府滅亡．建武中興政治はじまる。||
|1335|建武2年7月|北條相模治郎時行（高時２男）、其叙父北條...
|~|8月2日|足利尊氏、京都を進発して三河国で北條時行と戦う...
|~|~|時行敗れて引退く（中先代の乱）。尊氏鎌倉に入り、山名...
|~|~|これ以後、約３５年間時氏公の活躍の時代である。||
|~|~|鎌倉に入る日、山名時氏小荷駄を纏たり。||
|~|11月11日|竹下において山名時氏大いに戦功あり。|[[②家譜...
|~|12月|足利尊氏、同舎弟左馬頭直義と新田左兵衛督義貞と相...
|~|~|政氏、旗幕を新田家と頒たん為に中黒と引両を合て三引両...
|1336|延元元年正月|足利尊氏、大軍を率いて京都へ向う（西上...
|~|1月11日|山名時氏ら諸将、足利尊氏を守護して入洛。|[[②家...
|~|1月16日|足利尊氏と新田義貞、洛中にて戦う。|[[②家譜Ｐ４...
|~|~|尊氏破れ、丹波路を差して退き、山名時氏と梅津の里で逢...
|~|1月27日|新田義貞、北畠顕家、楠木正成、名和長年等、数万...
|~|~|山名時氏は３５００余騎の将として２８日に仁和寺嵯峨野...
|~|2月2日|尊氏、内藤が館を発し、摂州に赴く。直義、山名時...
|~|2月6日|尊氏、芥川に至り、新田義貞、北畠顕家、楠木正成...
|~|2月8日|尊氏、兵庫を発し、宗像が館に入り、太宰少弐貞経...
|1336|延元元年3月2日|尊氏、宗像が館を発し、菊池と戦う。直...
|~|~|尊氏、山名時氏并に畠山国清に八代城を攻め落さしむ。|[...
|~|4月3日|尊氏、上洛の評議あり。|[[②家譜Ｐ４８>山名会/刊...
|~|4月26日|尊氏、太宰府を進発。山名時氏、同師氏（師義のは...
|~|4月28日|尊氏の兵船７３００余艘、纜を解て中国地方に押し...
|~|5月1日|尊氏、芸州厳嶋に参籠あり。|[[②家譜Ｐ４９>山名会...
|~|5月5日|尊氏、備後国鞆の浦を出船。|[[②家譜Ｐ４９>山名会...
|~|5月25日|尊氏、摂州兵庫に着陣。|[[②家譜Ｐ４９>山名会/刊...
|~|（日不詳）|足利直義、楠木正成と戦い敗れる。尊氏、山名...
|~|~|新田義貞、湊川に来り、尊氏兄弟と戦う。義貞敗軍し、京...
|~|~|尊氏兄弟上洛。東寺に陣し、持明院殿の御幸をなし、拝趨...
|~|延元元年6月2日|山名時氏、尊氏の下知として比叡山に赴き...
|~|6月20日|新田義貞、山門の寄手を討破り、山名時氏京都へ引...
|1337|建武４年|山名時氏、伯耆国の守護職となる。||
|~|延元2年7月以前|三宝院文書第２回採訪一||
|1340|暦応4年3月|高師直、塩冶判官出雲国守護佐々木高貞が叛...
|~|~|尊氏、山名時氏、桃井直常等に塩冶を追討せしむ。||
|~|3月24日|塩冶高貞、密かに京都を逃れ、出雲国に赴く。[[＊...
|1340|暦応4年|山名時氏の嫡男右衛門佐師義、賀古川にて、塩...
|~|~|小塩山にて塩冶五郎高泰討ち死にす。|[[②家譜Ｐ５２>山...
|~|~|塩冶高貞の妻子、播州蔭山の宿で桃井直常に攻められて亡...
|~|3月末日|塩冶高貞､出雲国に下着。山名時氏父子、宍道山に...
|~|~|時氏、国中の仕置を成して京都に帰陣あり。||
**
#back(,right,0)
-＊２７、&aname(nen027);『家譜』では、塩冶判官の京都出奔...
『太平記』巻２１では、塩冶高貞は播磨路より落ち行き、妻子...
-＊２８、&aname(nen028);『家譜』では、塩冶高貞の妻子は桃...
以上の『太平記』の記述は、以下の点で不可解である。桃井・...
-＊２９、&aname(nen029);『家譜』では、塩冶高貞は３月２９...
#back(,right,0)
*興国２年(1341)～正平５年(1350)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1341|興国2年3月末頃&br;暦応4年|山名時氏、出雲国の守護職...
|~|10月以前|山名時氏、丹後国の守護職となる。|『西大寺文書...
|1343|興国4年12月2日&br;康永2年|山名時氏、丹波国の守護職...
|~|~|山名時氏に三千余騎にて丹波高山寺を攻め、萩野彦六朝忠...
|1344|興国5年2月&br;康永3年|山名時氏、但州見開山城を攻め...
|1345|興国6年8月29日&br;貞和元年|天龍寺供養によりて尊氏参...
|1347|正平2年8月以前&br;貞和3年|山名時氏が隠岐国守護職と...
|~|8月9日|尊氏細川顕氏を大将として楠木正行の追討を命ず。|...
|~|9月17日|細川顕氏の軍勢３０００騎、藤井寺に着き、楠木正...
|~|9月28日|山名時氏に南方征伐を命ず。|『後鑑』島津文書|
|~|11月25日|山名時氏、細川顕氏を両大将として、６０００全...
|~|11月26日|楠木正行、山名勢を破り、時氏の弟兼義討死す。...
|1348|正平3年正月5日&br;貞和4年|四條畷の戦いで楠木正行、...
|~|6月17日|山名時氏、若狭国の守護職となる。|『若狭国守護...
|1349|正平4年6月&br;貞和5年|直義と高師直の対立に伴う緊張...
|~|8月12日|数万騎の兵、直義、師直の許に馳せ集まる。山名時...
|~|8月13日|直義は尊氏の御所へ入り、師直の師泰は大軍を率い...
|~|~|尊氏は直義を政務からはずし、上杉重能、畠山道宗を越前...
|~|9月13日|師直が近国の将兵に命じて、直冬を備後国の鞆に攻...
|~|10月22日|義詮が鎌倉から上洛。|『太平記』巻２７|
|~|12月8日|直義、細川顕氏の第に移り、剃髪隠遁す。|『太平...
|1350|正平5年10月13日&br;観応元年|尊氏、直冬討伐のため九...
|~|10月25日|直義、大和国に逃れ、光厳上皇の院宣を賜わり、...
|~|12月9日|直義、使者を吉野に遣わし、降参を乞う。|『太平...
**
#back(,right,0)
-＊３０、&aname(nen030);『室町幕府守護制度の研究』（佐藤...
-＊３１、&aname(nen031);佐藤、前掲書によれば、暦応４年１...
-＊３２、&aname(nen032);『祇園執行日記』康永２年１２月２...
-＊３３、&aname(nen033);『山名家譜』では貞和元年の出来事...
-＊３４、&aname(nen034);『家譜』では５８騎となっているが...
-＊３５、&aname(nen035);佐藤、前掲書所収『北島文書』に貞...
-＊３６、&aname(nen036);『杤木文書』に南方凶徒対治事所差...
-＊３７、&aname(nen037);兵庫県史２巻では１０月２８日とな...
#back(,right,0)
*正平６年(1351)～正平８年(1353)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1351|正平6年正月7日&br;観応2年|直義７万騎にて、八幡山に...
|~|~|尊氏は山名時氏を先鋒として上洛をはかり西宮を経て瀬川...
|~|正月10日|尊氏と直義軍とが接触し、赤松範資が尊氏軍の主...
|~|正月15日|尊氏は桃井軍と四條河原で戦う。山名時氏が直義...
|~|2月20日|尊氏は使者を男山の直義に送り、講和をはかる。|...
|~|2月26日|師直、師泰兄弟を上杉能憲が武庫川辺で斬殺。|『...
|~|3月25日以前|山名時氏が出雲守護職となる。|『二尊院文書...
|~|6月|尊氏が義詮とともに直義討伐の計画に着手する。||
|~|8月1日|直義が斯波高経、上杉朝定、山名時氏等を従えて北...
|~|8月5日以前|幕府は佐々木氏を出雲守護職として認めている...
|~|8月13日以前|幕府は山名時氏の丹波守護職をとりあげる。|...
|~|8月18日|尊氏、直義追討の宣旨を受ける。|『太平記』巻３０|
|~|10月8日|直義、鎌倉に下る。|『太平記』巻３０|
|~|10月|幕府は山名時氏の若狭守護職をとりあげる。|『武家時...
|1352|正平7年正月6日&br;観応3年|直義、薩多山の合戦に敗れ...
|~|2月26日|直義の急死。（毒殺されたとの風聞があった。）|...
|~|閏2月20日|北畠顕能等、不意に義詮を討ち、これを破る。義...
|~|閏2月28日|新田義興、義宗、義治の大軍、尊氏の軍勢と武蔵...
|~|3月9日|義詮、近江の四十九院を発し、京都に向う。|『太平...
|~|3月15日|北畠顕能等、石清水八幡宮へ退く。|『大阪府史』...
|~|3月27日|義詮の軍勢、南朝方と荒坂山にて戦う。４、５日後...
|~|4月25日|和田、楠等の軍勢は八幡山へ上り、土岐、佐々木、...
|~|5月11日|八幡の軍勢、力尽き、後村上天皇、囲みを衝いて東...
|~|8月26日|山名師氏（師義）、八幡の軍功として、若狭国税所...
|~|~|山名師氏（師義）、父時氏（当時５３歳）は足利直義と共...
|~|~|つまり、時氏は血気盛んな息子たちに引っ張られ幕府と袂...
|~|9月27日|文和と改元。||
|1353|正平8年5月7日&br;文和2年|山名時氏、師氏（師義）、伯...
|~|~|南方より、四條大納言隆俊を惣大将として３０００余騎上...
|~|6月9日|南朝の官軍３０００余騎、八條、九條の在家に火を...
|~|~|義詮の軍勢大敗し、義詮、東坂本に逃れる。|『太平記』...
|~|6月12日|高師詮（師直の子）、西山の善峰に陣し、山名の兵...
|~|6月13日|義詮、後光厳天皇を奉じて、東近江を経て、美濃の...
|~|7月23日|山名時氏、師氏（師義）、京都に留まるを得ず。伯...
|~|7月29日|尊氏、鎌倉を発し、９月２１日光厳天皇とともに上...
|~|9月|直冬、南朝から綸旨を賜わり、総追捕使に任ぜらる。|...
**
#back(,right,0)
-＊３８、&aname(nen038);『二尊院文書』観応２年３月２５日...
-＊３９、&aname(nen039);『二尊院文書』観応２年８月５日足...
-＊４０、&aname(nen040);『神護寺文書』観応２年８月１３日...
-＊４１、&aname(nen041);本文中では２月２７日となっている...
-＊４２、&aname(nen042);本文中では３月１１日。註では３月...
-＊４３、&aname(nen043);『太平記』では８月２６日であるが...
-＊４４、&aname(nen044);『家譜』では、但馬、出雲、丹後の...
-＊４５、&aname(nen045);太平記の本文では６月１１日となっ...
-＊４６、&aname(nen046);山名の兵士が在京に疲れ、都を落ち...
-＊４７、&aname(nen047);『太平記』の本文では、尊氏が山名...
しかし、注では、直冬への綸旨が文和２年９月、義詮が播磨国...
『山名家譜』では、文和２年冬に、尊氏、義詮が時氏を討んと...
#back(,right,0)
*正平９年(1354)～正平１６年(1361)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1354|正平9年10月18日&br;文和3年|尊氏、山名を攻めるため、...
|~|12月13日|山名時氏、師氏（師義）直冬を大将として伯耆を...
|~| |丹波国の守護仁木頼章は一戦も交えず山名勢を通過させる...
|~|12月24日|兵力の大半を播磨の義詮に送った尊氏は、江州武...
|1355|正平10年正月16日&br;文和4年|桃井直常、直信、斯波氏...
|~|正月22日|直冬、山名、石堂入洛。|『太平記』巻３２[[＊５...
|~|~|尊氏、東坂本に入る。|『太平記』巻３２頭注（建武三年...
|~|~|桃井直常、斯波氏頼、如意山に登る。| |
|~|正月23日|尊氏、比叡山に移る。|『太平記』巻３２頭注（園...
|~|正月25日|直冬、東寺実相院に陣をとる。楠木正儀は男山に...
|~|2月4日|尊氏、東坂本に着く。義詮、山崎の西、神南の北な...
|~|~|（師義）、淀、鳥羽、赤井、大渡に分けて陣をとる。楠木...
|~|2月6日|山名師氏（師義）、八幡に控えたる南方の勢と一つ...
|~|~|山名師氏（師義）、赤松則祐の一族・佐々木道誉の若党が...
|~|~|山名時氏、細河頼之・繁氏等が守る二陣を破る。||
|~|~|山名勢、義詮の陣を守る佐々木道誉の頸を取ろうと近づく...
|~|~|山名師氏（師義）、左ノ目から小耳の根へ射付けられ、馬...
|~|~|山名師氏（師義）は淀へ帰り、討死した者どもの名字を書...
|~|3月13日|直冬、国々の大将相共に、東寺、淀、鳥羽の陣を引...
|1358|正平13年4月29日&br;延文3年|尊氏、癒瘡を患い、逝去す...
|1361|正平16年7月12日&br;康安元年|山名時氏、嫡子師氏（師...
|~|~|名木木山二箇条、篠向の城、大見丈ノ城、菩提寺ノ城、小...
|~|~|林野、妙見二ノ城は２０日あまりこらえたるが、山名方に...
|~|~|倉懸、城一つ残り、佐用貞久、有元佐久がわずか二・三百...
|~|~|播磨と美作の堺には竹山・千草・吉野・石堂が峯の四箇所...
|~|~|山名の執事小林重長は二千余騎にて星祭ノ獄へ打上り、城...
|~|~|赤松世貞・舎弟則祐・其弟氏範・光範・師範・直範・顕範...
|~|~|山名師義は勝れたる兵八百騎を卒して、遊軍としてひかえ...
|~|~|赤松は山名と戦うにも勢少なく、中国の大将細川頼之に備...
|~|11月4日|倉懸の城は兵粮がつき、後攻めの頼みもなく、つい...
**
#back(,right,0)
-＊４８、&aname(nen048);時氏は播磨に入り義詮を討ち、その...
-＊４９、&aname(nen049);太平記の本文では正月１２日だが、...
-＊５０、&aname(nen050);太平記の本文では正月１３日だが、...
-＊５１、&aname(nen051);太平記の文では正月１３日だが、頭...
正月１２日 時氏父子入洛
同１４日 桃井直常も入洛す。
同１６日 足利高経は直冬を供奉して入洛し、此日時氏淀...
-＊５２、&aname(nen052);『家譜』Ｐ６３．２月４日尊氏は大...
-＊５３、&aname(nen053);『家譜』でもＰ６３～６５に２月４...
-＊５４、&aname(nen054);『山名家譜』では、山名勢は尊氏の...
-＊５５、&aname(nen055);『家譜』Ｐ７７に五男時義１６歳に...
#back(,right,0)
*正平17年(1362)～正平２３年(1368)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1362|正平17年6月3日&br;康安2年|山名時氏、五千余騎にて伯...
|~|~|一方へは、師義（師氏）を大将とし二千余騎、備前、備中...
|~|正平17年|一勢は、多治目備中守[[＊５８>#nen058]]、猶崎...
|~|~|秋庭三郎[[＊５９>#nen059]]、水も兵粮も沢山なる松山の...
|~|~|備後へは富田判官秀貞が子息弾正少弼直貞、八百騎[[＊６...
|~|~|宮下野入道の城を攻めんとする時、石見国より足利直冬五...
|~|~|但馬国へは山名師義・氏冬・小林重長を侍大将にて二千余...
|~|~|丹波の守護仁木義尹が待ちかまえていて、また将軍の命令...
|~|~|山名の勢は、わずか七百余騎、兵粮乏しく、人馬ともに疲...
|1363|正平18年4月18日&br;貞治2年|山名時氏父子伯耆を発し京...
|1366|正平21年|当時は神主＝坊主であった。時氏は山名郷での...
|1367|正平22年3月29日&br;貞治6年|中殿の御会にあたり、山名...
|~|12月7日|義詮、逝去す。（３８歳）|『太平記』巻４０|
|1368|正平23年4月17日&br;応安元年|山名時氏・三男氏冬・四...
|~|5月15日|山名時氏、并子息中務少輔、御所において始行。|...
|~|8月28日|日吉神社神輿入洛の風聞。朝廷延暦寺の訴訟を裁許...
|~|8月29日|衆徒神輿を奉じ西坂本に降る。諸将の警固。山名時...
|~|(月日不詳)|将軍義満、評定衆を定めらる。山名時氏、仁木...
**
#back(,right,0)
-＊５６、&aname(nen056);『家譜』Ｐ６８時氏父子五千四百騎...
-＊５７、&aname(nen057);『家譜』Ｐ６８では、師義、義理、...
-＊５８、&aname(nen058);『太平記』巻３８注に多治部備中守...
-＊５９、&aname(nen059);『太平記』注では備中の飽庭氏か、...
-＊６０、&aname(nen060);『太平記』巻３８注では高越後守師...
-＊６１、&aname(nen061);『太平記』巻３８では陶山備前守だ...
-＊６２、&aname(nen062);『家譜』では、富田判官秀貞、同弾...
-＊６３、&aname(nen063);『家譜』には、宮下野入道との戦い...
-＊６４、&aname(nen064);山名が南朝方から将軍方についた理...
『太平記』では、山名の方から将軍家に申し出たとなっている...
二つの史料には、相違があるが、山名の勢力が南北朝の対立の...
-＊６５、&aname(nen065);山名中務大輔を氏冬、民部少輔を氏...
-＊６６、&aname(nen066);後鑑では『花営三代記』より引用し...
#back(,right,0)
*正平２４年(1369)～天授２年(1376)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1369|正平24年正月22日&br;応安2年|六條八幡宮御社参。役人...
|~|2月7日|楠木正儀、幕府に投降。|『花営三代記』|
|1370|建徳元年正月5日&br;応安3年|山名時氏の３男氏冬が死去...
|~|正月18日|御評定始。日次事。十日依山名氏冬去五日事御斟...
|~|4月|将軍義満、細川頼之をして河内、和泉に向わしむ。|[[②...
|~|~|山名時氏、父子もこれに従い、４月８日京都を発し１５日...
|~|~|時氏父子、今川泰範は一万五千騎で千剱破城に向い、龍泉...
|~|~|１１月細川頼之諸将と計りて、時氏をして和泉、河内の内...
|~|6月18日|一方内談始行。山名義理。|『花営三代記』|
|~|12月|山名時氏老年に及ぶにより、領国但馬、因幡、伯耆、...
|~|~|丹波、丹後、紀伊、和泉、備後、隠岐、出雲十一カ国を家...
|~|~|将軍家許容あり、よりて十一カ国を以って子息に分ち与え...
|1371|建徳2年2月28日&br;応安4年|山名時氏死去。行年６９歳|...
|~|建徳2年6月22日|南方渡河事。一方上瀬。放手渡。|『花営三...
|~|~|細川頼元、山名義理、氏清、楠木正儀。||
|~|8月6日|南征諸軍上洛。山名義理、氏清等。|『花営三代記』|
|1372|文中元年正月23日&br;応安5年|小侍所沙汰始。山名右衛...
|~|2月10日|六條八幡宮御社参。供奉人馬打次第山名宮内少輔（...
|~|10月17日|幕府、丹波守護山名氏清をして、稲岡某押領する...
|~|11月1日|幕府、山名氏清をして、中澤一族の吉田社領丹波味...
|1373|文中2年12月19日&br;応安6年|幕府、丹波守護山名氏清を...
|~|12月27日|山門神輿造替沙汰執行される。貢馬内覧二番。鴾...
|~|(月日不明)|伊勢国合戦。山名氏清、仁木義長を破る。|『後...
|1374|文中3年1月24日&br;応安7年|守護山名氏清、東寺領丹波...
|~|4月28日|佐女牛八幡宮御社参。次近習の人々に山名時義（干...
|~|12月25日|貢馬内覧。二番。黒駮。山名師義。||
|1375|天授元年3月27日&br;永和元年|石清水八幡宮御社参。供...
|~|6月5日|山名、佐々木家臣闘争。死傷数人。|『後鑑』|
|1376|天授2年3月11日&br;永和2年|山名右衛門佐入道（師義）...
|~|7月19日|山名時義被官衆地下人と芋洗橋に戦う。山名方６人...
|~|7月20日|時義、雪辱のため軍勢を発向せんとするが、義満に...
|~|閏7月5日|山名右衛門佐入道後家他界。|『花営三代記』|
|~|12月27日|貢馬。二番鴾毛。山名時義。||
**
#back(,right,0)
-＊６７、&aname(nen067);『豊岡市史』上巻Ｐ２２８『山名時...
『室町幕府守護職家事典』下巻に所収によれば、現存資料で、...
-＊６８、&aname(nen068);『後愚昧記』に、山名左京大夫入道...
#back(,right,0)
*天授３年(1377)〜天授6年(1380)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1377|天授3年2月28日&br;永和3年|山名氏清、父時氏の七回忌...
|~|7月18日|侍所山名氏清の兵、近江国仏覚寺に悪党等（強盗等...
|~|7月24日|山名修理権太夫（義理）計沙汰被始行。|『花営三...
|1378|天授4年2月9日&br;永和4年|若宮八幡宮御社参。役人。御...
|~|3月27日|犬追物馬場始。着座人々。御座山名修理権太夫（義...
|~|11月7日|細川右京大夫（頼元）、紀州へ発向。山名修理権太...
|~|11月21日|紀州より、脚力到来。宮方去１７日夜没落。|『花...
|~|12月4日|紀州発向人々帰京。但、近江、摂津、播磨、備前勢...
|~|12月5日|南方進発軍士内、少々帰洛之輩等、丹州守護彼随一...
|~|12月11日|丹州守護代廰鼻和入道、三條公忠と面談し、贈物...
|~|12月16日|足利義満東寺に陣す。|『後愚昧記』|
|~|12月17日|三條公忠、東寺の山名氏清の許へ馬一疋を送る。...
|~|12月19日|廰鼻和入道、早朝三條公忠を訪れ、馬を賜わった...
|~|12月20日|夜、山名義理、氏清、南朝方征伐の為発向。淀津...
|1379|天授5年1月22日&br;康暦元年|山名義理、氏清、時義、土...
|~|1月23日|土丸城没落の由。|『花営三代記』|
|~|2月6日|侍所沙汰始。干時山名民部少輔（義幸）|『花営三代...
|~|2月9日|山名義理、氏清、時義、紀州有田軍藤浪に打入、湯...
|~|2月11日|山名義理等、石垣城を陥いる。|『後鑑』[[＊７２>...
|~|7月25日|右大将家御拝賀。先陣山名民部少輔（干時侍所、随...
|~|8月日不明|山名時義、備後国を賜る。|[[②家譜Ｐ７８>山名...
|~|12月3日|山名讃岐守（義幸）、中国援兵（時義）の為進発。...
|~|12月7日|貢馬引次第。二番山名左京大夫跡。|『花営三代記』|
|1380|天授6年7月17日&br;康暦2年|和泉国守護山名氏清、橋本...
|~|7月20日|山名氏清が合戦で討取った橋本民部大輔等の首十一...
|~|8月23日|紀州、高野政所并隅田一族等没落。|『花営三代記...
|~|9月7日|紀州生地城没落。|『花営三代記』|
|~|12月22日|幕府管領斯波義将、義満の命により、丹波国東寺...
**
#back(,right,0)
-＊６９、&aname(nen069);舎弟駿河守、同陸奥前司、舎弟修理...
-＊７０、&aname(nen070);『後愚昧記』１２月２３日伝聞、紀...
-＊７１、&aname(nen071);和泉国土丸城。
-＊７２、&aname(nen072);『花営三代記』では、軍勢を石垣城...
-＊７３、&aname(nen073);『山名陸奥守氏清公略年譜』では侍...
-＊７４、&aname(nen074);『花営三代記』には、山名讃岐守（...
-＊７５、&aname(nen075);大阪府史第三巻Ｐ７５４『紀伊の隅...
#back(,right,0)
*弘和元年(1381)～元中６年(1389)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1381|弘和元年1月24日&br;永徳元年|山名氏清、大軍を以て泉...
|~|1月25日|山名氏清土丸城入城。|「南朝編年記略」（④氏清年...
|~|9月9日|山名氏清（丹州、泉州両守護）上洛。直ちに、内府...
|1382|弘和2年閏正月24日&br;永徳2年 [[＊７６>#nen076]]|山...
|~|春|山名氏清、河内・和泉・摂津を取り、勢大いに振う。[[...
|~|8月6日|幕府、再度山名氏清をして、中澤の東寺領押領を禁...
|1383|弘和3年7月25日&br;永徳3年|幕府三度御教書を山名陸奥...
|~|8月某日|山名氏清、丹波勢一千五百騎を率いて、播磨国清水...
|1385|元中2年12月3日&br;至徳2年|幕府、山名氏清を山城国守...
|1386|元中3年9月2日&br;至徳3年|赤松氏則、播磨国清水で戦死...
|1388|元中5年3月16日&br;嘉慶2年|楠木正勝、舎弟正元、和田...
|~|3月17日|南軍恩地満正、貢志、崎山等討死して敗れ、千剣破...
|1389|元中6年3月4日&br;康応元年|義満、安芸国厳島神社参詣...
|~|3月17日|山名時熈、備後国より参る。父時義は病によりて参...
|~|3月26日|義満帰洛。|『後鑑』（厳島詣記）|
|~|3月27日|徒歩より帰路せし人、山名満幸等。|『後鑑』（厳...
|~|5月9日|山名時義、但馬国において卒去（４４歳）。|[[②家...
|~|~|竹野の圓通寺に葬る。（『後鑑』では５月４日となってい...
|~|5月頃|山名伊豆守（義熈）、備後国の守護となる。[[＊７９...
|~|8月某日|義満、山名時熈、氏之に上洛すべき旨を命ず。兄弟...
**
#back(,right,0)
-＊７６、&aname(nen076);『後鑑』所収『和漢合運』には、楠...
-＊７７、&aname(nen077);大阪府史巻３によれば、山名氏清の...
-＊７８、&aname(nen078);『後鑑』では５月４日となっている。
-＊７９、&aname(nen079);時氏の死後、備後国の守護となった...
#back(,right,0)
*元中７年(1390)～元中８年(1391)１１月
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1390|元中7年2月某日&br;康応2年|義満、山名氏清、満幸に時...
|~|3月14日|山名時熈、但馬国圓通寺にに竹野郷内曽木谷を寄進...
|1390|元中7年3月17日&br;康応2年|氏清、満幸、軍勢を率いて...
|~|3月18日|細川頼之、備後国の守護となる。|『後鑑』[[＊８...
|~|明徳元年9月17日&br;(3月26日改元)|山名氏清、但馬国一宮...
|1391|元中8年8月某日&br;明徳2年|山名時熈兄弟潜かに京に上...
|~|10月10日|山名氏清、和泉より淀まで登りし時、満幸京より...
|~|10月11日|山名氏清、宇治にて義満を迎え紅葉の遊覧を約し...
|~|11月8日|山名満幸、出雲国守護を免ぜられ、丹後国へ追下さ...
|~|~|山名満幸、和泉へ赴き氏清に京都へ攻め登るように説く。||
|~|11月10日|山名氏清、南朝に帰順し、幕府の討伐を請う。南...
|~|11月某日|義満、山名時熈兄弟を赦免す。|『明徳記』|
**
#back(,right,0)
-＊８０、&aname(nen080);『山名家譜』では年号は明徳となっ...
-＊８１、&aname(nen081);家譜の年号は康応となっている。（...
-＊８２、&aname(nen082);『山名家譜』時熈は領国に楯籠り防...
『明徳記』山名播磨守（満幸）ハ伯耆国ヲ追罸シテ。ヤガテ当...
『妙心文書四』明徳元年８月１１日前美濃守（氏清の家臣）よ...
-＊８３、&aname(nen083);『明徳記』細川武蔵入道常久ハ四国...
-＊８４、&aname(nen084);『明徳記』満幸について次のように...
時熈退治ノ後ハ、四ヶ国ノ守護職ヲ持テ権勢氏族ニ越エタリ。...
#back(,right,0)
*元中８年(1391)１２月
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1391|元中8年12月17日&br;明徳2年|山名満幸、兵を起し丹後国...
|~|12月19日|河内国守護代遊佐国長、山名氏清が合戦の用意を...
|~|12月23日|山名中無大輔（氏家）、都を落ち、八幡へ馳せ下...
|~|12月24日|義満より、山名義理へ反乱を止めるよう諭す。義...
|~|~|（義理は氏清をいさめるでも無し、和歌山からも出ない）...
|~|~|山名氏清、山城国、和泉国、丹波国、但馬国、摂津国東成...
|~|12月25日|義満、諸将を召て軍の評定。[[＊８９>#nen089]]|...
|1391|元中8年12月26日|将軍方の布陣決まる。|『明徳記』|
|~|~|○今川泰範&br; 赤松顕則、佐々木高満都合八百余騎東寺&...
|~|12月27日|幕府、山崎神人等をして山名氏清等入京の路次を...
|~|12月29日|山名勢、洛中に向かって進撃を始める。||
|~|~|・山名氏家、三百余騎八幡を発し、大渡を越え、淀より藤...
|~|12月晦日|◎丹波勢の中で久下、長澤の二人、内野の陣へ加わ...
|~|~|◎山名上総介（高義）、小林上野守（重長）、二條大宮へ...
|~|12月晦日|・山名氏家五百余騎にて、猪熊を上に押し寄せ、...
**
#back(,right,0)
- ＊８５、&aname(nen085);『後鑑』では『明徳記』を引用して...
満幸が挙兵の準備をしていたころ、氏清の行動について『明徳...
- ＊８６、&aname(nen086);中務大輔を『後鑑』では氏冬とし、...
- ＊８７、&aname(nen087);義理のことを匠作と記述している。
- ＊８８、&aname(nen088);『明徳記』に、氏清の妻が１２月２...
- ＊８９、&aname(nen089);『山名家譜』には１２月２５日の軍...
|TC:transparent|||c
|今川泰範|八百騎|久我畷|
|細川常久、頼元 |二千騎|中御門大宮表|
|赤松義則|七百騎|西大宮朱雀|
|畠山基国|八百騎|神祇官の北|
|大内義弘|五百騎|二条大宮|
|一色詮範|三百騎|猪熊|
|佐々木詮高|七百騎|一条大路のかたわら、勘解由小路|
|時熈兄弟|二百騎|将軍家の本陣に備う|
#back(,right,0)
- ＊９０、&aname(nen090);満幸と氏清との間の合戦は２７日と...
- ＊９１、&aname(nen091);久下・長澤の者共３０余名前夜に降...
- ＊９２、&aname(nen092);『群書類従』所収『明徳記』には上...
- ＊９３、&aname(nen093);最初の計画では、満幸の勢は西ノ京...
- ＊９４、&aname(nen094);満幸既に討たれんと見ゆる時、松田...
- ＊９５、&aname(nen095);氏清は西の七條へ打出たところで上...
- ＊９６、&aname(nen096);氏家は因幡勢を率いて猪熊を上に攻...
- ＊９７、&aname(nen097);時熈、既に討たると見えける時、垣...
- ＊９８、&aname(nen098);氏清は一旦丹波へ引き下り、分国の...
- ＊９９、&aname(nen099);氏清の勢のうち、金野、高山、宇屋...
#back(,right,0)
*元中９年(1392)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1392|元中9年正月1日&br;明徳3年|義満、一色詮範亭より室町...
|~|正月4日|乱後の論功行賞がおこなわれる。&br; 山城国（畠...
|~|正月10日|細川頼元御教書を下し、山名追討の事出雲国須波...
|~|2月13日|大内義弘、山名義理征伐のため出発。|『明徳記』[...
|~|2月18日|山名満幸、因幡国青屋の庄にて遁世す。[[＊１０３...
|~|2月19日|土丸城失陥[[＊１０４>#nen104]]|「南朝編年記略...
|~|2月25日|山名義理、紀伊藤代城を去り、由良に奔す。[[＊１...
|~|2月26日|南朝、野上親成をして山名義理を救援せしめようと...
|~| |内軍と和佐山に戦う、南軍破れて湯浅城に退き、親成、大...
|~|2月28日|山名義理、由良の興国寺塔頭思遠院にて出家し、伊...
|~|3月2日|細川武蔵守頼之入道常久卒。[[＊１０７>#nen107]]|...
|~|閏10月5日|後亀山天皇神器を後小松天皇に譲る。（南北朝合...
|~| |元中九年の号を停めて、明徳三年となる。|「南朝編年記...
|~|12月|幕府、京都内野に明徳の乱の追善の為法華万部経会を...
**
#back(,right,0)
-＊１００、&aname(nen100);因幡国については『明徳記』正月...
『室町幕府守護制度の研究』下では『大乗院日記目録』明徳３...
山名満幸は、丹波路を落ちゆき、丹後国、伯耆国へと落ち下り...
氏清の子息、宮田左馬助兄弟は丹波国畑の城に一時籠っていた...
山名氏清の妻は和泉国堺にいたが、氏清の死を聞き、土丸をさ...
-＊１０１、&aname(nen101);『明徳記』日付の記載なし。佐々...
駿河守の父、上卿入道が降参し、駿河守も切腹、一戦も交えず...
-＊１０２、&aname(nen102);『明徳記』大内義弘は２月１３日...
山名義理は大野にあって、舎弟草山の駿河守に美作勢を差副て...
#back(,right,0)
-＊１０３、&aname(nen103);『明徳記』本文中では正月となっ...
-＊１０４、&aname(nen104);『山名義理・同高義の拠る土丸、...
土丸城陥落の前、赤松義則が、一千八百余騎で美作国の者は皆...
-＊１０５、&aname(nen105);『明徳記』では、義理と同船した...
-＊１０６、&aname(nen106);『明徳記』『山名ノ中務大輔（氏...
-＊１０７、&aname(nen107);『明徳記』臨終の刻、舎弟頼元を...
#back(,right,0)
*明徳４年(1393)～応永５年(1398)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1393|明徳4年2月5日|山名満幸・塩冶遠江入道、出雲国三刀屋...
|~|4月11日|義満、河野通能に命じ、伊予国の軍勢を伯耆国に発...
|~|10月19日|泉州堺において犬追物あり。山名時熈（七匹）|「...
|~|10月21日|又、和泉堺において犬追物あり。この日、若君始...
|1394|明徳5年4月19日|義満、但馬国圓通寺に寺領寄附。|[[②家...
|~|(応永元年)| | |
|~|11月24日|山名満幸挙兵の報あり、この日赤松義則、之を討...
|1395|応永2年3月10日|侍所別当京極高詮、山名満幸を京都五條...
|~|3月20日|義満、山名満幸誅罸の賞として、出雲・隠岐両国守...
|1398|応永5年|この年、義満、三職七頭を定む。|「南方紀傅」...
|1399|応永6年9月21日|山名氏清の子息、宮田時清・宮田氏明、...
|~|10月13日|大内義弘、兵を率い和泉堺浦に到る。[[＊１１２>...
|~|10月27日|義満、絶海中津を使者として堺に派遣し、大内義...
|~|~|義満、各社寺に戦勝を祈願させる。|「柳原家記録」（①大...
|~|11月5日|山名時熈兄弟、宮田時清を討つため丹波に向う。将...
|~|11月8日|細川頼基、京極高詮、赤松義則、都合八千余騎にて...
|~|~|義満、東寺に陣す。御共の人々畠山基国、同満家、斯波義...
|~|11月14日|義満、八幡に陣し、其の日八幡より、管領、前管...
|~|11月21日|足利満兼、幕府を援くと称して、武州府中へ発向...
|~|11月27日|山名時熈、丹波国から帰陣す。[[＊１１７>#nen11...
|~|11月29日|幕府の兵、大内義弘の堺城を攻める。|『堺記』、...
|~|~|山名右衛門佐入道（時熈）、同民部少輔をはじめとして一...
|~|12月7日|丹波国の合戦で、宮下野等が討死。|『東寺光明講...
|~|12月21日|泉州堺合戦。|「堺記」|
|~|~|山名民部少輔の勢、北の陣で戦い、杉備中守を討取る。[[...
|~|~|山名の入澤、山名の草山、北の陣で杉豊後守と戦い討死し...
|~|~|堺城落城。堺の町は灰塵に帰す。||
**
#back(,right,0)
-＊１０８、&aname(nen108);『後鑑』では『東寺王代記』を引...
-＊１０９、&aname(nen109);明徳３年正月の論功行賞で出雲、...
-＊１１０、&aname(nen110);『茲年相国武家の三職七頭を定む...
『山名家譜』Ｐ９４応永５年１１月、義満領四職を定む。細川...
-＊１１１、&aname(nen111);山名氏清の長男時清と次男満氏は...
-＊１１２、&aname(nen112);義満の度々の上洛命令にかかわら...
『南方紀傅』には『和泉、紀伊、筑紫、中国の勢、堺の城に充...
#back(,right,0)
-＊１１３、&aname(nen113);大内義弘は、鎌倉公方足利満兼と...
-＊１１４、&aname(nen114);『山名家譜』では、将軍家により...
『山名家譜』ではさらに１１月６日に丹波国に着き、久下、長...
時熈すなわち太田垣左近丞、志賀八郎を使とし、此旨を京都に...
-＊１１５、&aname(nen115);『応永記』では、六千余騎となっ...
-＊１１６、&aname(nen116);満兼は大内義弘と内通して京都を...
#back(,right,0)
-＊１１７、&aname(nen117);応永６年１１月５日の注に記す。
-＊１１８、&aname(nen118);１１月２９日の合戦は激戦で『敵...
１１月２９日の合戦と、１２月２１日の合戦（大内義弘の討死...
◎土岐詮直の反乱の反乱
土岐詮直、尾張国に討入、地下の者共を合わせ７００余騎にて...
◎山名氏清の嫡子宮田時清の反乱
宮田時清、丹波国宮田に打入り、都へ登り、京中を焼払い、八...
時清は三百騎で追分まで行ったが、八幡からは小番の衆二頭が...
萩野源左衛門が先陣となり、佐々木の小原の陣に打ちかかった...
宮田時清は大館の陣に打ちかかると、宮の上野は大将宮田を討...
今川の奈古屋も宮田の勢の中にやぶって入り、１０数人を討取...
近江国住人勝眞田の遠江守は、奈古屋と一所に討死しようと、...
宮田は人馬の息をつかす為、引き返し、幕府方も本陣に引きあ...
この戦いの後、泰範は１２月２１日の堺の合戦に加わり、堺城...
◎京極五郎左衛門の反乱
京極五郎左衛門、近江国に打越、甲良庄へ打入って、さんざん...
#back(,right,0)
-＊１１９、&aname(nen119);山名時清が宮田に打入り、都へ向...
『佐竹文書』
去七日於丹波八田庄、山名宮内退治の時、若党４人討死、剰令...
応永六年十二月十五日
曽我平治右衛門殿 ...
（満）花押
この文書で去７日は『後鑑』では１２月７日としているが、合...
１２月７日の同じ日に２ヶ所で合戦がおこなわれたことになる...
『山名常熈関係略年表』『山名常熈と禅刹』所収では、応永６...
-＊１２０、&aname(nen120);「堺記」では山名民部少輔としる...
-＊１２１、&aname(nen121);「堺記」では山名の入澤、同草山...
#back(,right,0)
*応永７年(1400)〜応永１２年(1405)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1400|応永7年正月24日|因幡守護山名氏家、幕府の旨を奉じ、...
|~|6月1日|但馬守護山名時熈、同国興布土荘地頭職内の三十石...
|~|6月19日|幕府、因幡守護山名氏家をして山城鞍馬寺領因幡日...
|~|8月19日|幕府、因幡守護山名氏家をして、東福寺領同国古海...
|~|11月28日|但馬守護山名時熈、同国大同寺の寺の寺規を定む...
|1401|応永8年3月2日|山名時熈、備中守護となる。佐々木筑前...
|~|7月16日|幕府、三重政信の請に依り、備中守護山名時熈をし...
|~|8月3日|備後守護山名時熈、山内熈通をして同国地田荘を安...
|~|11月9日|幕府、但馬守護山名時熈をして田公正恵に宛行いし...
|~|是年|義満、山名氏清一族進福のために北野に経王堂を建つ...
|1402|応永9年6月1日|石見守護山名氏利、同国周布兼宗をして...
|~|6月11日|石見守護山名氏利、同国益田兼世知行分所々公田の...
|1402|応永9年6月24日|山名時熈、因幡国津井郷・・・国衙領分...
|~|7月19日|幕府、備後守護山名時熈をして、高野山金剛峰寺領...
|~|8月10日|石見守護山名氏利、吉田上野入道をして同国吉田郷...
|~|8月|但馬守護山名時熈、安田孫三郎をして但馬国楽前荘地頭...
|1403|応永10年6月17日|幕府、伯耆守護山名氏之をして、同国...
|~|9月8日|備後守護山名時熈、佐々木筑前入道をして、祇園社...
|1404|応永11年4月24日|伯山名澄幸、同国束積の内津間分を同...
|~|4月26日|これより先、幕府、山名時熈に安芸国を御料国とし...
|~|5月19日|山名持豊（少名を小次郎）生まれる。父時熈、母師...
|~|6月12日|南溟昌運、但馬楞厳寺常楽院寺規を定める。|「楞...
|~|6月26日|幕府、安芸守護代山名満氏（氏清の子）をして同国...
|~|7月2日|但馬守護山名時熈、同国二方荘公文職を同国厳寺に...
|~|8月3日|安芸守護代山名満氏、吉川経見をして、其所領を安...
|~|11月9日|幕府、吉川経見が安芸守護代山名満氏の手に属し、...
|~|11月15日|石見守護山名氏利、益田兼世をして、本領を安堵...
|1405|応永12年1月5日|石見守護山名氏利、同国益田越中入道を...
|~|10月4日|但馬守護山名時熈、同国興布土荘内の地を興布土徳...
|~|12月11日|安芸守護代山名満氏、吉川経見をして、同国平田...
**
#back(,right,0)
-＊１２２、&aname(nen122);因幡守護は、『大日本史料』の注...
-＊１２３、&aname(nen123);「山名常熈関係略年譜」『山名常...
-＊１２４、&aname(nen124);高屋での合戦について、「平賀系...
応永１０年１２月１１日、平賀宗良が討死、要害を攻め、三年...
*応永１３年(1406)〜応永２３年(1416)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1406|応永13年3月15日|安芸守護代山名満氏、吉川弾正少弼の...
|~|3月23日|山名時熈、但馬円通寺内大智庵に敷地を安堵する。...
|~|閏6月5日|山名時熈、安芸の軍事を平賀弘章、毛利光房に問...
|~|6月6日|是より先、時熈後小松天皇に月菴和尚の追謚を求め...
|~|6月26日|幕府、安芸に軍勢を発向することを止め、守護代山...
|~|7月20日|幕府、山名熈重を安芸守護代に任ずる。|「毛利家...
|~|7月31日|山名熈重、安芸守護代として安芸国に赴く。|「毛...
|1406|応永13年8月|是月、但馬大同寺茂林興樹、月菴行実・・...
|~|10月4日|但馬守護山名時熈、同国興長寺に園部道場の萬雑公...
|~|11月8日|石見守護山名氏利、同国波多野永寿丸氏秀に、同国...
|~|是年|山名時熈・・・巨川・・・瑞岩竜・・・二四・・・を...
|1407|応永14年1月28日|山名時熈、石見周布次郎・・・兼宗・...
|~|7月2日|幕府、備後守護山名時熈をして、祇園社領同国小童...
|~|12月11日|石見守護山名氏利、益田兼家の所領を安堵する。...
|1408|応永15年3月8日|是日より、２８日迄、後小松天皇、義満...
|~|4月9日|山名時熈、三吉入道、阿須那某へ書状送付したこと...
|~|4月10日|山名時熈、義満の伊勢参宮に供奉する。|「毛利家...
|~|4月25日|山名時熈、金子某の心替に付、早々退治したことを...
|~|5月3日|山名時熈、去月１９日の毛利備中守よりの書状で佐...
|~|5月6日|足利義満没する。（五十一歳）遺骸を等持院へ移す...
|~|~|山名時熈、義満の中陰の間、等持院に祇候する。||
|~|6月24日|山名時熈、三吉入道が要害に楯籠り、他領を侵す故...
|~|8月12日|山名時熈、毛利光房より弓十張を贈られたことを謝...
|~|9月28日|山名時熈、御所より拝領の馬（鴾毛）一疋を毛利光...
|~|12月23日|幕府、伯耆守護山名氏之をして、同国国延保下地...
|~|是冬|但馬大同寺茂林興樹寂する。|「月菴録」（⑥常熈年譜）|
|1409|応永16年1月16日|山名時熈、「月菴録」の刊行に資金を...
|~|~|惟肖得厳、これに跋文を寄す。||
|~|2月5日|但馬国楞厳寺領因幡国服部庄領家職十年の半済満期...
|~|9月5日|足利義持、山名調べに大和国宇田郡の替として、丹...
|~|9月29日|足利義持、但馬国楞厳寺領因幡国服部庄領家職を楞...
|1410|応永17年3月23日|備後守護山名時熈、同国地田比庄内福...
|~|6月9日|幕府、管領斯波義淳を罷、畠山満家を以て之に補す...
|~|8月4日|石見守護山名氏利、同国長野庄内得屋郷地頭職を益...
|~|8月11日|幕府、備後守護山名時熈をして、被官人の同国重永...
|1410|応永17年10月9日|幕府、備後太田垣土佐入道をして、祇...
|~|11月13日|幕府、安芸守護代山名熈重をして、同国造果保地...
|1411|応永18年3月22日|幕府、但馬守護山名時熈をして、南禅...
|~|7月9日|但馬大明寺住持美濃大安寺開山常訴笑堂寂す。|「延...
|~|7月17日|幕府、備後太田垣通光をして、祇園社領同国小童保...
|~|8月17日|幕府、重ねて、安芸守護代山名熈重をして、同国造...
|~|12月11日|石見守護山名氏利、入澤土佐入道をして、益田秀...
|~|12月16日|幕府、石見守護山名左京太夫に令して、同国周布...
|1412|応永19年1月15日|足利義持のもとへ、山名時熈出仕する...
|~|1月22日|足利義持、山名時熈邸に渡御。||
|~|3月4日|足利義持、山名兵部大輔に渡御。||
|~|3月14日|後小松天皇論旨を下し、但馬国楞厳寺に同寺領因幡...
|~|4月10日|細川満元、管領となる。応永２８年７月２５日辞|⑥...
|~|4月29日|幕府、因幡守護山名上総介高に令して、因幡服部庄...
|~|5月20日|山科教興、山名時熈邸を訪れる。|「山科家礼記」...
|~|7月2日|後小松天皇、前美濃済北山大安寺住持笑堂に円応大...
|~|7月18日|幕府、伯耆守護山名右馬頭入道をして醍後寺領伯耆...
|~|8月5日|足利義持、山名駿河入道了順の西山地蔵院領摂津国...
|~|9月4日|但馬楞厳寺開山南溟昌運寂す。|「楞厳寺文書」（①...
|~|9月11日|幕府、東寺修造料として、出雲国段銭及び尾張、越...
|~|~|是日、幕府、備後守護山名時に棟別一疋の徴収を令する。||
|~|11月2日|幕府、安芸守護代山名熈重をして、毛利道心の毛利...
|~|11月22日|山名常勝教清（義理の孫）、入澤土佐入道に令し...
|1413|応永20年1月22日|足利義持、山名時熈邸に渡御|「満済准...
|~|是月|山名小次郎（時熈の子）、足利義持の御前にて元服。...
|~|1月25日|足利義持、義嗣、青蓮院に詣でる。管領、山名八郎...
|~|3月8日|石見守護代入澤康明、幕府の旨を承け、同国益田秀...
|~|6月11日|源持熈（時熈次男）、従五位下となる。|「歴代土...
|~|6月27日|源持熈、刑部少輔となる。|「歴代土佐」（⑥常熈年...
|~|8月15日|南禅寺第七八世嬾室漫稿の著者仲芳円伊寂す。六十...
|~|8月29日|足利義持、日野義資邸に渡御。管領、山名時熈等参...
|~|9月3日|足利義持、山名時熈邸に渡御。|「満済准后日記」（...
|~|10月20日|足利義持、山名時熈邸に渡御。|「満済准后日記」...
|1413|応永20年11月13日|前東福寺住持、但馬宗鏡寺開山金峰明...
|~|是年|後小松上皇、長講堂領その他の別納目録を幕府に渡す...
|~|~|但馬守護山名時熈、同国朝来庄を領する。|⑥常熈年譜|
|1414|応永21年1月22日|足利義持、山名邸に渡御。|「満済准后...
|~|3月12日|幕府、山名宮内少輔を侍所別当と為す。|「満済准...
|~|4月4日|土岐の左京大夫頓益没（六十四歳）。頓益の姉は山...
|~|4月14日|足利義満七回忌により、等持寺にて足利義持法華八...
|~|4月15日|等持寺御八講第三日、山名時熈、卯花枝、短冊、各...
|~|4月22日|備後守護山名時熈、同国地田比荘内奈目良分を山内...
|~|5月6日|後小松上皇、足利義満七回忌追善の法華講を十二日...
|~|6月27日|侍所頭人山名宮内少輔、東寺掃除散所法師の課役を...
|~|8月10日|足利義持、近江永源寺住持道秀松嶺に法を聴かんと...
|~|12月27日|足利義持、南禅寺龍華院領但馬国太多庄寺領分等...
|1415|応永22年1月22日|足利義持、山名邸に渡御する|「満済准...
|~|6月13日|延暦寺衆徒、近江守護六角満高を訴え、日吉社神興...
|~|10月14日|幕府、伊勢国司北島満雅を許す。|「満済准后日記...
|~|10月23日|幕府、御禊行幸供奉雑隼人料の進済を山名時熈等...
|1416|応永23年1月22日|足利義持、山名邸に渡御する。|「満済...
|~|5月27日|足利義持、北野より醍醐寺に赴き、清瀧宮に参詣。...
|~|6月1日|足利義持、兵具を所持する相国寺僧数１０人を侍所...
|~|7月3日|大光明寺の客僧、山名奥州謀反事一部語之。|「看聞...
|~|9月11日|足利義持、南都へ下向。細川満元、斯波義教、畠山...
|~|10月2日|前関東管領上杉金吾（氏憲）、足利満隆が兵を挙げ...
|~|10月7日|足利義持、伏見大光明寺に赴く。細川持元、畠山持...
|~|10月30日|足利義嗣、山城高尾に出奔し、出家す。|「看聞日...
|~|11月3日|足利持氏への御加勢として、京都より山名持熈を差...
* 山名氏編年史参考・関連文献
|10|160|~|c
|>|>|CC:#66ffcc １０００年代|
| |『大鏡』|１０２５（万寿２年）このころ成立、著者につい...
|~|『陸奥話記』|１０５１～６２別名『陸奥物語』、著者不明...
|>|>|CC:#66ffcc １１００年代|
| |『今鏡』|１１７０（嘉応２年）成立。没落期の貴族社会を...
|~|『吾妻鏡』|１１８０（治永４年）４月～１２６６（文永３...
|~|『鎌倉大日記』|１１８０（治永４年）～１５８９（天正１...
|>|>|CC:#66ffcc １２００年代|
| |『愚管抄』|１２２０（承久２年）天台座主・慈圓。漢家年...
|~|『花園天皇宸記』|１２００年代後半。花園天皇。両統の争...
|>|>|CC:#66ffcc １３００年代|
| |『嘉元記』|１３０５（嘉元３年）～１３６４（貞治２年）...
|~|『眞曲抄』|１３０６（嘉元４年）明空、鎌倉時代に流行し...
|~|『園太暦』|１３１１（応長元年）２月～１３５４（延文４...
|~|『庭訓往来』|１３００年代前半期。玄患の作か。鎌倉以後...
|~|『祇園執行旧記』|１３４３（康応２年）～１３７２（応安...
|~|『太平記』|１３４６（正享元年）ころ成立。小島法師か。...
|~|『愚管記』|１３５２（文和２年）３月。関白近衛道嗣の日...
|~|『楠木合戦注文』|不明。『続々群議類従』所収|
|~|『尊卑分脈』|１３６０年頃～１４５０年頃。洞院公定と後...
|~|『後愚昧記』|１３６１（康安元年）～１３８３（永徳３年...
|~|『花営三代記』|１３６７（貞治６年）別名『室町記』、筆...
|~|『増鏡』|１３７４（文中３年）二條良基。編年体の歴史物...
|~|『明徳記』|１３９２（明徳３年）夏～翌年冬。山名氏清の...
|~|『応永記』|１３９９（応永６年）著者不明。別名『大内義...
|>|>|CC:#66ffcc １４００年代|
| |『難太平記』|１４０２（応永９年）今川負世。下克上の風...
|~|『蔭涼軒日録』|１４３５（永享７年）～１４９３（明応２...
|~|『永享記』|１４３６（永享８年）～１４８８（長享２年）...
|~|『応仁記』|１４４４頃（永安年間）～１５５８頃（永禄年...
|~|『細川勝元記』|１４６４（寛政５年）～翌年。著者不明。|
|~|『狂雲集』|室町時代中期に成立。一休の詩集、一休の宗教...
|~|『實隆公記』|１４７４（文明６年）正月～１５３６（天文...
|~|『足利季世記』|１４８７（長享元年）～１５６９（永禄１...
|~|『鹿苑日録』|１４８７（長享元年）～１６５１（慶安４年...
|>|>|CC:#66ffcc １５００年代|
| |『続神皇正統記』|１５００年頃、小槻晴富。|
|~|『蜷川親孝日記』|１５１６（永正１３年）から１５２２（...
|~|『応仁乱消息』|１５２３（大永３年）頃成立。不明両軍の...
|~|『大内義隆記』|１５５１（天文２０年）この頃成立。|
|~|『永禄記』|１５６５（永禄８年）～１５６８（同１１年）...
|~|『二川分流記』|１５７０頃、生島宗竹。細川家の二党派（...
|~|『赤松記』|１５８８（天正１６年）因幡守入道定阿。赤松...
|~|『赤松再興記』|年代著者不明。嘉吉の乱後の赤松氏再興の...
|~|『山名家犬追物記』|不明、別名〔篠葉集〕。山名政豊（『...
|~|『天台座主記』|１５９７（慶長２年）頃。８２４年から１...
|>|>|CC:#66ffcc １６００年代|
| |『勢州軍記』|１６３８（寛永１５年）神戸良政。室町期か...
|~|『寛政重修家譜』|１６４１（寛永１８年）～１８１２（文...
|~|『本朝通鑑』|１６４４（正保元年）～１６７０（寛文１０...
|~|『鹿苑日録』|１６５１（慶安３年）。相国寺鹿苑院の僧録...
|~|『日本王代一覧』|１６５２（慶安５年）小浜藩主・酒井忠...
|~|『大日本史』|１６５７（明暦３年）～１９０６（明治３９...
|~|『陰徳太平記』|１６６５（寛文５年）頃完成、吉川家家臣...
|>|>|CC:#66ffcc １７００年代|
| |『南朝編年録』|１７１３年（正徳３年）跡部良顕。南朝７...
|>|>|CC:#66ffcc １８００年代|
| |『郡書一覧』|１８０１（享和元年）、大坂の書籍商・尾崎...
|~|『郡書類従』|１８１９（文政２年）塙保己一。江戸期以前...
|~|『日本外史』|１８２７（文政１０年）漢文の武家時代史。|
|~|『後鑑』|１８４３頃（天保年間）幕府の儒臣・成島良譲の...
|~|『歴代残闕日記』|１８５８（安政５年）、信濃藩主掘直格...
|~|『続日本史』|１８７３（明治６年）一色重熈。『大日本史...
|~|『史籍集覧』|１８８１（明治１４年）～１８８５（明治１...
|>|>|CC:#66ffcc １９００年代|
| |『大日本史料』|１９０２（明治３５年）刊行始まる、現在...
|~|『系圖綜覧』|１９１５（大正４年）、国書刊行会。『群書...
|~|『平賀文書』|１９３７（昭和１２年）東京大学史料編纂所...
註、本稿では文献の成立年代の明らかなものはその年代に、そ...
他の参考資料
-『国史文献解説』遠藤元男・下村富士男 昭和３２年 朝倉書店
-『史籍解題辞典』竹内理三・滝沢武雄 昭和６１年 東京堂...
**
#clear
#navi
終了行:
#navi
* 山名氏編年史の考証
CENTER:─ 清和源氏の形成から明徳の乱後まで ─
RIGHT:山名年浩
----
#contents()
* 書籍名の略称表示について（事務局）
-省頁の為、頻繁に登場する書籍名につきましては略称を使用し...
-見づらいかと思いますがご理解下さい。（事務局）
|CENTER:略 称|CENTER:書 籍 名|h
|①大日|『大日本史料』|
|②家譜|『山名家譜』|
|③守護辞典|『室町幕府守護職家辞典』|
|④氏清年譜|『山名陸奥守氏清公略年譜』|
|⑤南北朝史|『南北朝編年史』|
|⑥常熈年譜|「山名常熈関係略年譜」&br;（『山名常熈と禅刹』...
#clear
*嘉祥３(850)～天慶３(940)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|850|嘉祥3年3月25日|惟仁親王（清和天皇）誕生。文徳天皇の...
|858|天安2年11月7日|清和天皇が即位（９歳）[[＊１>#nen001]...
|874|貞観16年3月13日|貞純親王が誕生。[[＊２>#nen002]]清和...
|895|寛平7年2月15日|経基王が誕生。[[＊３>#nen003]][[＊４>...
|909|延喜9年10月5日|経基王が元服、正六位上、左馬介に任ぜ...
|912|延喜12年4月10日|源満仲が誕生。源経基王の嫡子。母は武...
|916|延喜16年5月7日|貞純親王が死去。|『尊卑分脈』|
|940|天慶3年2月8日|平将門追討軍が編成され、経基王は副将軍...
|~|2月14日|藤原秀郷、平貞盛が平将門を滅ぼす。|「将門純友...
|~|~|経基王は駿河国清見ヶ関に至った日に、これを聞き帰路。...
**
#back(,right,0)
-＊１、&aname(nen001);『山名家譜』には生年の記載はないが...
-＊２、&aname(nen002);『山名家譜』では、貞観１６年誕生と...
『系図簒要』では貞観１５年（８７３）３月２３日誕生となっ...
-＊３、&aname(nen003);『尊卑分脈』では天徳５年（９６１）...
#back(,right,0)
-＊４、&aname(nen004);経基王は、清和天皇の第６皇子である...
『史学雑誌』第１１編第２号『六孫王ハ清和源氏ニ非ザルノ考...
『源頼信告文』（『石清水文書』）の関係する箇所を抜粋する...
敬しんで先祖の本系を煖め奉れば大菩薩の聖体は忝けなくも其...
先人は新発（満仲）、その先きは経基、その先は元平親王、そ...
となっている。
すなわち、清和天皇―陽成天皇―元平天皇―経基王―満仲―頼信とい...
清和源氏についての研究者の奥富敬之氏は『清和源氏の全家系...
-＊５、&aname(nen005);生年不明、貞純親王の子、六孫王と呼...
#back(,right,0)
* 天慶３(940)～康平６(1063)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|940|天慶3年8月27日|藤原純友の追捕使として、小野好古を長...
|~|8月|経基王が帰郷する。正四位下に叙せられ、太宰大弐に任...
|941|天慶4年6月20日|藤原純友、警固使橘遠保に討たれる。|「...
|~|9月6日|追捕使源経基、豊後国で海賊を破り、桑原生行を捕...
|961|天徳5年11月4日&br;（応和元年）|経基王が逝去。[[＊７>...
|968|安和元年|源頼信が誕生。満仲の三男。母は大納言藤原元...
|969|安和2年3月25日|源満仲、橘敏延等謀反の由を密告し、同...
|970|安和3年3月|源満仲が摂津守となる。|[[②家譜Ｐ６>山名会...
|~|3月15日|源満仲多田庄に住する。|②家譜Ｐ７|
|~|（天禄元年）|||
|971|天禄2年|多田庄に一寺を建て鷹尾山法華三昧院（現在の多...
|986|寛和2年8月15日|源満仲が出家する。法名満慶。|[[②家譜...
|988|永延2年|源頼義が誕生。頼信の嫡男。母は修理命婦。|『...
|997|長徳3年8月27日|源満仲が死去（８６歳）。|「系図纂要」...
|1030|長元3年|源頼信に平忠常の追討を命じる。（これ以後、...
|~|9月 |源頼信上総介。平忠常追討の宣旨を賜わる。|[[②家...
|~|10月21日|源頼信、軍勢を引率いて武蔵国河越で、忠常の弟...
|1031|長元4年4月|源頼信、大軍を率いて下総国に至り、千葉城...
|1038|長暦2年7月14日|源義家が誕生。母は上野介平直方の嫡女...
|1048|永承3年9月1日|源頼信が死去。河内国通法寺に葬る。[[...
|~|（日不詳）|源義家が元服。石清水八幡宮にて。||
|1051|永承6年|源頼義、陸奥国の押領使安部頼良を追討のため...
|~|6月25日|源頼義、相模国鎌倉郡由比郷に石清水八幡宮を勧請...
|~|7月|源頼義、奥州に至り、安部頼良降参を乞いて、名を頼時...
|1054|天喜2年8月|安部頼時の子、厨川（くりやがわ）治郎貞任...
|~|9月|源頼義、大軍を率いて貞任を攻うつ。然るに頼義の国任...
|1062|康平5年11月29日|源頼義、義家が安部貞任一族を滅ぼす...
|1063|康平6年2月|源頼義、帰路の途中相州で八幡宮の社を由比...
|~|8月25日|源頼義、伊予守に任ぜられ、正四位下に叙せられる...
|~|（日不詳）|源義家、出羽守に任ぜられ、従五位下に叙せら...
**
#back(,right,0)
-＊６、&aname(nen006);『山名家譜』Ｐ４では天慶３年６月に...
-＊７、&aname(nen007);『尊卑分脈』では天徳５年１１月４日...
-＊８、&aname(nen008);『山名家譜』Ｐ８では天延２年（９７...
-＊９、&aname(nen009);『山名家譜』Ｐ７に元禄元年（９７０...
-＊１０、&aname(nen010);改元は３月２５日だから、３月１５...
-＊１１、&aname(nen011);『山名家譜』では天禄元年となって...
-＊１２、&aname(nen012);８月２７日卒とあり。「系図纂要」
-＊１３、&aname(nen013);１０３９（長暦３）生まれ。『国史...
-＊１４、&aname(nen014);『国史大辞典』に永承３年８１歳没...
-＊１５、&aname(nen015);１０５３年鎮守府将軍に。『国史大...
#back(,right,0)
*治暦元年(1065)～保元２年(1157)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1065|治暦元年9月1日|源頼義が出家し、法名を信海と号す。世...
|1079|承暦3年8月8日|源義家が勅を蒙り美濃国、八島佐渡守源...
|1081|永保元年6月|源義家が陸奥守に任ぜられ、鎮守府将軍に...
|~|8月|源義家が奥州に居住。||
|~|~|清原武衡、家衡、清衡兄弟が確執し、義家が是を和睦させ...
|1082|永保2年11月3日|源頼義が死去。[[＊１７>#nen017]]|[[②...
|1083|永保3年7月|源義国誕生。[[＊１８>#nen018]]|[[②家譜Ｐ...
|1086|応徳3年 春|源義家、国任終わるが、再任の宣旨を受けて...
|~|~|家衡、武衡と合戦。||
|1091|寛治5年11月|源義家、武衡、家衡一族を滅ぼす。|[[②家...
|1092|寛治6年正月|源義国が元服。陸奥四郎と号す。|[[②家譜...
|1095|嘉保2年 秋|源義家、月華門に候して鳴絃の法を行わる。...
|1099|庚和元年|源義国、院の北面に候して従六位に叙せられ、...
|1103|庚和5年8月|源義国が帯刀長に補せられる。|[[②家譜Ｐ１...
|1105|長治2年7月4日|源義家、病によりて出家。法名信了。|[[...
|~|8月18日|源義家死去。河内国通法寺に葬られる。[[＊１９>#...
|1124|天治元年9月|源義国、加賀介に任ぜられ、従五位下に叙...
|1135|保延元年|新田義重誕生。母は上野介敦基女。|『国史大...
|1150|久安6年8月|源義国、勅勘をこうむり、下野国足利荘に。...
|1154|久寿元年|源義国、仏門に入り、荒加賀入道と称す。|『...
|1155|久寿2年6月26日|源（足利）義国卒去。|[[②家譜Ｐ１８>...
|1157|保元2年3月8日|新田義重（義国の嫡男）、上野国新田郡...
|~|~|新田義重の長男太郎三郎義範、上野国多胡郡山名郷を伝領...
|~|~|新田義重の三男太郎義兼、新田一族の家督と新田荘内の大...
|~|~|新田義重の二男太郎義俊、多胡郡里見郷を受領、新田里見...
**
#back(,right,0)
-＊１６、&aname(nen016);承保２年（１０７５）剃髪して伊予...
-＊１７、&aname(nen017);『尊卑分脈』では永保２年１０月１...
-＊１８、&aname(nen018);『国史大辞典』では生年？
-＊１９、&aname(nen019);１１０６嘉承元年６８歳。（尊）『...
-＊２０、&aname(nen020);『山名家譜』参陣の路次において、...
『尊卑分脈』の義国の項でも、或記に云わくとして、同じ内容...
義国が下野国足利に移り住んだのは、妻（佐野基綱の女）の実...
-＊２１、&aname(nen021);『山名家譜』Ｐ１８義国に四男有り...
-＊２２、&aname(nen022);『山名家譜』Ｐ１９では『保元１年...
-＊２３、&aname(nen023);義重に７男１女あり。長男 義範（...
#back(,right,0)
*治承４年(1180)～建久２年(1191)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1180|治承4年4月9日|以仁王、平氏追討の令旨を下す。|『吾妻...
|~|（月日不詳）|以仁王の綸旨。義重の許に到来し自ら平家を...
|~|9月30日|頼朝、新田義重に書を遣はすといえども返報するあ...
|~|12月12日|頼朝、新造亭に移徒す。山名冠者義範等供奉す。|...
|~|12月22日|新田義重、頼朝の召に依りて参上す。|『吾妻鏡』...
|~|~|里見義成、京都より頼朝の陣に参上す。|『吾妻鏡』巻１|
|~|~|（一説に）新田義重、頼朝の気色をこうむる。|[[②家譜Ｐ...
|1181|養和元年7月14日|新田義重の息女の件（一度、他家へ嫁...
|1182|養和2年4月5日|頼朝、腰越辺江島に出でしめ給ふ。足利...
|~|7月14日|新田冠者義重、息女の件で頼朝の勘気をこうむる。...
|1184|寿永3年1月21日|木曽義仲敗死|『吾妻鏡』巻３|
|~|2月5日|山名義範、一谷合戦に義経勢として参加し、摂津国...
|~|2月7日|一ノ谷の合戦。||
|1185|文治元年3月24日|壇ノ浦の合戦。山名義範所々の戦場に...
|~|8月16日|渡辺神崎において勢揃いありて讃岐国八島に押寄て...
|~|~|小除目において、山名義範、伊豆守に任ぜられる。源義経...
|~|10月24日|勝長寿院供養。新田義兼、山名義範・重国ら頼朝...
|1186|文治2年3月|新田義重、上野、越後両国の守護となる。|[...
|1188|文治4年1月20日|頼朝、伊豆箱根三島社等参詣。新田義兼...
|~|3月15日|頼朝、鶴岡宮大般若経供養に臨席。里見義成、伊豆...
|~|7月10日|頼家、着甲始。武州（義信）御馬を頼朝に献ず。里...
|1189|文治5年4月18日|北条時連元服。新田義兼等出席。|『吾...
|~|6月6日|鶴岡宮塔供養に御白河院は馬等を賜ふ。使者、錦・...
|~|6月9日|鶴岡宮塔供養に頼朝臨席。供奉人に世良田義季（徳...
|~|7月19日|頼朝、奥州藤原氏討伐に進発。御共の軍勢に山名義...
|1190|文治6年1月3日|頼朝御行始、比企能員宅に入御。御共に...
|~|建久元年11月7日|頼朝入洛。供奉人に山名重国、新田義兼、...
|~|11月11日|頼朝、石清水に参詣。供奉人に山名義範等。|『吾...
|1191|建久2年1月11日|頼朝、鶴岡若宮に参詣。供奉人に山名義...
|~|2月4日|頼朝、二所参詣。供奉人に新田義兼、山名義範・重...
|~|3月3日|鶴岡宮臨時祭。頼朝参詣。供奉人に山名義範等。|『...
|~|4月4日|頼朝、二所参詣の時、山名義範供奉たり。|[[②家譜...
|~|4月30日|山名義範、山門所司とともに山門衆徒の訴状を頼朝...
|~|7月28日|寝殿対屋など完成、移徒。供奉人に山名義範、里見...
**
#back(,right,0)
-＊２４、&aname(nen024);山名家譜では治承３年に頼朝に平氏...
*建久３年(1192)～正安２年(1300)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1192|建久3年7月27日|頼朝、勅使を招く。その座に山名義範も...
|~|8月|頼朝､征夷大将軍に任じられ鎌倉幕府を開く。||
|~|建久3年10月19日|北条政子、新誕若宮（実朝）とともに幕府...
|~|11月25日|頼朝、永福寺供養に参ず。供奉人に山名義範、新...
|~|12月5日|頼朝、浜の御所に諸将を集め新誕の若宮（実朝）を...
|1193|建久4年3月21日|頼朝、下野国那須野、信濃国三原等の狩...
|~|4月28日|頼朝、義重の新田館に遊覧する。|『吾妻鏡』巻１３|
|~|5月8日|頼朝、富士野狩を覧るため、駿河に向う。御共に、...
|~|5月15日|斎日によって狩なし。終日酒宴。頼朝、里見義成を...
|~|5月29日|頼朝、曽我五郎を召して夜討宿意を尋ねる。その場...
|~|9月11日|将軍家、箭夜餅。その席に、山名義範も臨む。|『...
|1194|建久5年1月1日|将軍家の飯の席に里見義成は剣をもつ。|...
|~|=（この頃より『吾妻鏡』は鎌倉幕府の史料としての傾向を...
|~|2月2日|北条泰時、幕府にて元服の儀あり。山名義範、里見...
|~|4月4日|鶴岡臨時祭り。里見義成、奉幣使をつとむ。|『吾妻...
|~|8月8日|頼朝、相模日向山に参詣。供奉人に里見義成、山名...
|~|閏８月１日|頼朝、三浦に赴く。小笠懸あり。里見義成等つ...
|~|閏８月８日|北条政子、志水冠者追福供養。新田義兼も参加...
|~|11月13日|足利義兼、鶴岡にて両界曼陀羅供養。山名義範等...
|1195|建久6年3月10日|頼朝、東大寺落慶供養に赴く。供奉人に...
|~|3月12日|東大寺供養。供奉人に、山名義範、里見義成等。|...
|~|4月15日|頼朝、石清水に参詣。供奉人に里見義成等。|『吾...
|~|5月20日|頼朝、天王寺参詣。随兵に新田義兼、山名義範、里...
|~|6月3日|将軍若宮（頼家）参内。供奉人に山名義範等。|『吾...
|~|8月15日|鶴岡放生会。頼朝、参宮。供奉人に山名義範等。|...
|~|8月16日|頼朝、鶴岡参詣。里見義成等流鏑馬をつとむ。|『...
|~|10月7日|鶴岡臨時祭に頼朝参詣。供奉人に、山名義範等。|...
|1198|建久9年|重村（重国の３男）誕生。小名を小次郎。|[[②...
|1199|建久10年1月13日|源頼朝が死去。|『明日記』|
|1202|建久2年正月14日|新田義重が死去（６８歳）。|『国史大...
|1213|建保元年|和田左衛門尉、平義盛父子一族等叛逆を企るの...
|1219|承久元年2月|山名義範卒去。|[[②家譜Ｐ２９>山名会/刊...
|1221|承久3年5月15日|後鳥羽上皇、北条義時追討の院宣を発す...
|~|6月13日|宇治、勢多両所において合戦。山名重村は北条武蔵...
|1250|建長2年3月|閑院殿修造、将軍頼嗣公より諸国の地頭、御...
|1274|文永11年11月|文永の役||
|1281|弘安4年7月|弘安の役||
|1285|弘安8年11月17日|城入道一族叛逆。合戦。山名義長（重...
|1300|正安2年3月3日|信濃国御家人市河盛房の所領同中野西条...
**
#back(,right,0)
-＊２５、&aname(nen025);『山名家譜』では３月９日となって...
-＊２６、&aname(nen026);『山名家譜』では４月２０日となっ...
*正安３年(1301)～暦応４年(1340)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1301|正安3年8月25日|山名新治郎行直、同中務丞俊行、同三郎...
|~|(月日不詳)|山名政氏（義俊の長男）、上杉三郎藤原重房の...
|1302|乾元元年9月|北條相模守貞時、最勝園寺供養するにより...
|1303|嘉元元年月日不詳|山名時氏（政氏の嫡男）誕生。少名を...
|1324|正中元年|正中の変（後醍醐天皇の討幕計画発覚）||
|1326|嘉暦2年|山名政氏、剃髪。法名を道高。|[[②家譜Ｐ３６>...
|1331|元弘元年3月|後醍醐天皇、北條相模守高時を征伐の企て...
|~|9月|幕府は光厳天皇を擁立。||
|~|=（室町時代初期の基本文献である『太平記』には読み物と...
|1333|正慶2年3月27日|北條高時が下知として、足利治郎大輔高...
|~|~|山名時氏（当時３４歳）、高氏とともに京都に赴く（しか...
|~|4月16日|山名時氏、京都に着陣。|[[②家譜Ｐ４０>山名会/刊...
|~|4月17日|海老名六郎季行を密に伯耆国船の上に遣はし、北條...
|1334|5月|鎌倉幕府滅亡．建武中興政治はじまる。||
|1335|建武2年7月|北條相模治郎時行（高時２男）、其叙父北條...
|~|8月2日|足利尊氏、京都を進発して三河国で北條時行と戦う...
|~|~|時行敗れて引退く（中先代の乱）。尊氏鎌倉に入り、山名...
|~|~|これ以後、約３５年間時氏公の活躍の時代である。||
|~|~|鎌倉に入る日、山名時氏小荷駄を纏たり。||
|~|11月11日|竹下において山名時氏大いに戦功あり。|[[②家譜...
|~|12月|足利尊氏、同舎弟左馬頭直義と新田左兵衛督義貞と相...
|~|~|政氏、旗幕を新田家と頒たん為に中黒と引両を合て三引両...
|1336|延元元年正月|足利尊氏、大軍を率いて京都へ向う（西上...
|~|1月11日|山名時氏ら諸将、足利尊氏を守護して入洛。|[[②家...
|~|1月16日|足利尊氏と新田義貞、洛中にて戦う。|[[②家譜Ｐ４...
|~|~|尊氏破れ、丹波路を差して退き、山名時氏と梅津の里で逢...
|~|1月27日|新田義貞、北畠顕家、楠木正成、名和長年等、数万...
|~|~|山名時氏は３５００余騎の将として２８日に仁和寺嵯峨野...
|~|2月2日|尊氏、内藤が館を発し、摂州に赴く。直義、山名時...
|~|2月6日|尊氏、芥川に至り、新田義貞、北畠顕家、楠木正成...
|~|2月8日|尊氏、兵庫を発し、宗像が館に入り、太宰少弐貞経...
|1336|延元元年3月2日|尊氏、宗像が館を発し、菊池と戦う。直...
|~|~|尊氏、山名時氏并に畠山国清に八代城を攻め落さしむ。|[...
|~|4月3日|尊氏、上洛の評議あり。|[[②家譜Ｐ４８>山名会/刊...
|~|4月26日|尊氏、太宰府を進発。山名時氏、同師氏（師義のは...
|~|4月28日|尊氏の兵船７３００余艘、纜を解て中国地方に押し...
|~|5月1日|尊氏、芸州厳嶋に参籠あり。|[[②家譜Ｐ４９>山名会...
|~|5月5日|尊氏、備後国鞆の浦を出船。|[[②家譜Ｐ４９>山名会...
|~|5月25日|尊氏、摂州兵庫に着陣。|[[②家譜Ｐ４９>山名会/刊...
|~|（日不詳）|足利直義、楠木正成と戦い敗れる。尊氏、山名...
|~|~|新田義貞、湊川に来り、尊氏兄弟と戦う。義貞敗軍し、京...
|~|~|尊氏兄弟上洛。東寺に陣し、持明院殿の御幸をなし、拝趨...
|~|延元元年6月2日|山名時氏、尊氏の下知として比叡山に赴き...
|~|6月20日|新田義貞、山門の寄手を討破り、山名時氏京都へ引...
|1337|建武４年|山名時氏、伯耆国の守護職となる。||
|~|延元2年7月以前|三宝院文書第２回採訪一||
|1340|暦応4年3月|高師直、塩冶判官出雲国守護佐々木高貞が叛...
|~|~|尊氏、山名時氏、桃井直常等に塩冶を追討せしむ。||
|~|3月24日|塩冶高貞、密かに京都を逃れ、出雲国に赴く。[[＊...
|1340|暦応4年|山名時氏の嫡男右衛門佐師義、賀古川にて、塩...
|~|~|小塩山にて塩冶五郎高泰討ち死にす。|[[②家譜Ｐ５２>山...
|~|~|塩冶高貞の妻子、播州蔭山の宿で桃井直常に攻められて亡...
|~|3月末日|塩冶高貞､出雲国に下着。山名時氏父子、宍道山に...
|~|~|時氏、国中の仕置を成して京都に帰陣あり。||
**
#back(,right,0)
-＊２７、&aname(nen027);『家譜』では、塩冶判官の京都出奔...
『太平記』巻２１では、塩冶高貞は播磨路より落ち行き、妻子...
-＊２８、&aname(nen028);『家譜』では、塩冶高貞の妻子は桃...
以上の『太平記』の記述は、以下の点で不可解である。桃井・...
-＊２９、&aname(nen029);『家譜』では、塩冶高貞は３月２９...
#back(,right,0)
*興国２年(1341)～正平５年(1350)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1341|興国2年3月末頃&br;暦応4年|山名時氏、出雲国の守護職...
|~|10月以前|山名時氏、丹後国の守護職となる。|『西大寺文書...
|1343|興国4年12月2日&br;康永2年|山名時氏、丹波国の守護職...
|~|~|山名時氏に三千余騎にて丹波高山寺を攻め、萩野彦六朝忠...
|1344|興国5年2月&br;康永3年|山名時氏、但州見開山城を攻め...
|1345|興国6年8月29日&br;貞和元年|天龍寺供養によりて尊氏参...
|1347|正平2年8月以前&br;貞和3年|山名時氏が隠岐国守護職と...
|~|8月9日|尊氏細川顕氏を大将として楠木正行の追討を命ず。|...
|~|9月17日|細川顕氏の軍勢３０００騎、藤井寺に着き、楠木正...
|~|9月28日|山名時氏に南方征伐を命ず。|『後鑑』島津文書|
|~|11月25日|山名時氏、細川顕氏を両大将として、６０００全...
|~|11月26日|楠木正行、山名勢を破り、時氏の弟兼義討死す。...
|1348|正平3年正月5日&br;貞和4年|四條畷の戦いで楠木正行、...
|~|6月17日|山名時氏、若狭国の守護職となる。|『若狭国守護...
|1349|正平4年6月&br;貞和5年|直義と高師直の対立に伴う緊張...
|~|8月12日|数万騎の兵、直義、師直の許に馳せ集まる。山名時...
|~|8月13日|直義は尊氏の御所へ入り、師直の師泰は大軍を率い...
|~|~|尊氏は直義を政務からはずし、上杉重能、畠山道宗を越前...
|~|9月13日|師直が近国の将兵に命じて、直冬を備後国の鞆に攻...
|~|10月22日|義詮が鎌倉から上洛。|『太平記』巻２７|
|~|12月8日|直義、細川顕氏の第に移り、剃髪隠遁す。|『太平...
|1350|正平5年10月13日&br;観応元年|尊氏、直冬討伐のため九...
|~|10月25日|直義、大和国に逃れ、光厳上皇の院宣を賜わり、...
|~|12月9日|直義、使者を吉野に遣わし、降参を乞う。|『太平...
**
#back(,right,0)
-＊３０、&aname(nen030);『室町幕府守護制度の研究』（佐藤...
-＊３１、&aname(nen031);佐藤、前掲書によれば、暦応４年１...
-＊３２、&aname(nen032);『祇園執行日記』康永２年１２月２...
-＊３３、&aname(nen033);『山名家譜』では貞和元年の出来事...
-＊３４、&aname(nen034);『家譜』では５８騎となっているが...
-＊３５、&aname(nen035);佐藤、前掲書所収『北島文書』に貞...
-＊３６、&aname(nen036);『杤木文書』に南方凶徒対治事所差...
-＊３７、&aname(nen037);兵庫県史２巻では１０月２８日とな...
#back(,right,0)
*正平６年(1351)～正平８年(1353)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1351|正平6年正月7日&br;観応2年|直義７万騎にて、八幡山に...
|~|~|尊氏は山名時氏を先鋒として上洛をはかり西宮を経て瀬川...
|~|正月10日|尊氏と直義軍とが接触し、赤松範資が尊氏軍の主...
|~|正月15日|尊氏は桃井軍と四條河原で戦う。山名時氏が直義...
|~|2月20日|尊氏は使者を男山の直義に送り、講和をはかる。|...
|~|2月26日|師直、師泰兄弟を上杉能憲が武庫川辺で斬殺。|『...
|~|3月25日以前|山名時氏が出雲守護職となる。|『二尊院文書...
|~|6月|尊氏が義詮とともに直義討伐の計画に着手する。||
|~|8月1日|直義が斯波高経、上杉朝定、山名時氏等を従えて北...
|~|8月5日以前|幕府は佐々木氏を出雲守護職として認めている...
|~|8月13日以前|幕府は山名時氏の丹波守護職をとりあげる。|...
|~|8月18日|尊氏、直義追討の宣旨を受ける。|『太平記』巻３０|
|~|10月8日|直義、鎌倉に下る。|『太平記』巻３０|
|~|10月|幕府は山名時氏の若狭守護職をとりあげる。|『武家時...
|1352|正平7年正月6日&br;観応3年|直義、薩多山の合戦に敗れ...
|~|2月26日|直義の急死。（毒殺されたとの風聞があった。）|...
|~|閏2月20日|北畠顕能等、不意に義詮を討ち、これを破る。義...
|~|閏2月28日|新田義興、義宗、義治の大軍、尊氏の軍勢と武蔵...
|~|3月9日|義詮、近江の四十九院を発し、京都に向う。|『太平...
|~|3月15日|北畠顕能等、石清水八幡宮へ退く。|『大阪府史』...
|~|3月27日|義詮の軍勢、南朝方と荒坂山にて戦う。４、５日後...
|~|4月25日|和田、楠等の軍勢は八幡山へ上り、土岐、佐々木、...
|~|5月11日|八幡の軍勢、力尽き、後村上天皇、囲みを衝いて東...
|~|8月26日|山名師氏（師義）、八幡の軍功として、若狭国税所...
|~|~|山名師氏（師義）、父時氏（当時５３歳）は足利直義と共...
|~|~|つまり、時氏は血気盛んな息子たちに引っ張られ幕府と袂...
|~|9月27日|文和と改元。||
|1353|正平8年5月7日&br;文和2年|山名時氏、師氏（師義）、伯...
|~|~|南方より、四條大納言隆俊を惣大将として３０００余騎上...
|~|6月9日|南朝の官軍３０００余騎、八條、九條の在家に火を...
|~|~|義詮の軍勢大敗し、義詮、東坂本に逃れる。|『太平記』...
|~|6月12日|高師詮（師直の子）、西山の善峰に陣し、山名の兵...
|~|6月13日|義詮、後光厳天皇を奉じて、東近江を経て、美濃の...
|~|7月23日|山名時氏、師氏（師義）、京都に留まるを得ず。伯...
|~|7月29日|尊氏、鎌倉を発し、９月２１日光厳天皇とともに上...
|~|9月|直冬、南朝から綸旨を賜わり、総追捕使に任ぜらる。|...
**
#back(,right,0)
-＊３８、&aname(nen038);『二尊院文書』観応２年３月２５日...
-＊３９、&aname(nen039);『二尊院文書』観応２年８月５日足...
-＊４０、&aname(nen040);『神護寺文書』観応２年８月１３日...
-＊４１、&aname(nen041);本文中では２月２７日となっている...
-＊４２、&aname(nen042);本文中では３月１１日。註では３月...
-＊４３、&aname(nen043);『太平記』では８月２６日であるが...
-＊４４、&aname(nen044);『家譜』では、但馬、出雲、丹後の...
-＊４５、&aname(nen045);太平記の本文では６月１１日となっ...
-＊４６、&aname(nen046);山名の兵士が在京に疲れ、都を落ち...
-＊４７、&aname(nen047);『太平記』の本文では、尊氏が山名...
しかし、注では、直冬への綸旨が文和２年９月、義詮が播磨国...
『山名家譜』では、文和２年冬に、尊氏、義詮が時氏を討んと...
#back(,right,0)
*正平９年(1354)～正平１６年(1361)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1354|正平9年10月18日&br;文和3年|尊氏、山名を攻めるため、...
|~|12月13日|山名時氏、師氏（師義）直冬を大将として伯耆を...
|~| |丹波国の守護仁木頼章は一戦も交えず山名勢を通過させる...
|~|12月24日|兵力の大半を播磨の義詮に送った尊氏は、江州武...
|1355|正平10年正月16日&br;文和4年|桃井直常、直信、斯波氏...
|~|正月22日|直冬、山名、石堂入洛。|『太平記』巻３２[[＊５...
|~|~|尊氏、東坂本に入る。|『太平記』巻３２頭注（建武三年...
|~|~|桃井直常、斯波氏頼、如意山に登る。| |
|~|正月23日|尊氏、比叡山に移る。|『太平記』巻３２頭注（園...
|~|正月25日|直冬、東寺実相院に陣をとる。楠木正儀は男山に...
|~|2月4日|尊氏、東坂本に着く。義詮、山崎の西、神南の北な...
|~|~|（師義）、淀、鳥羽、赤井、大渡に分けて陣をとる。楠木...
|~|2月6日|山名師氏（師義）、八幡に控えたる南方の勢と一つ...
|~|~|山名師氏（師義）、赤松則祐の一族・佐々木道誉の若党が...
|~|~|山名時氏、細河頼之・繁氏等が守る二陣を破る。||
|~|~|山名勢、義詮の陣を守る佐々木道誉の頸を取ろうと近づく...
|~|~|山名師氏（師義）、左ノ目から小耳の根へ射付けられ、馬...
|~|~|山名師氏（師義）は淀へ帰り、討死した者どもの名字を書...
|~|3月13日|直冬、国々の大将相共に、東寺、淀、鳥羽の陣を引...
|1358|正平13年4月29日&br;延文3年|尊氏、癒瘡を患い、逝去す...
|1361|正平16年7月12日&br;康安元年|山名時氏、嫡子師氏（師...
|~|~|名木木山二箇条、篠向の城、大見丈ノ城、菩提寺ノ城、小...
|~|~|林野、妙見二ノ城は２０日あまりこらえたるが、山名方に...
|~|~|倉懸、城一つ残り、佐用貞久、有元佐久がわずか二・三百...
|~|~|播磨と美作の堺には竹山・千草・吉野・石堂が峯の四箇所...
|~|~|山名の執事小林重長は二千余騎にて星祭ノ獄へ打上り、城...
|~|~|赤松世貞・舎弟則祐・其弟氏範・光範・師範・直範・顕範...
|~|~|山名師義は勝れたる兵八百騎を卒して、遊軍としてひかえ...
|~|~|赤松は山名と戦うにも勢少なく、中国の大将細川頼之に備...
|~|11月4日|倉懸の城は兵粮がつき、後攻めの頼みもなく、つい...
**
#back(,right,0)
-＊４８、&aname(nen048);時氏は播磨に入り義詮を討ち、その...
-＊４９、&aname(nen049);太平記の本文では正月１２日だが、...
-＊５０、&aname(nen050);太平記の本文では正月１３日だが、...
-＊５１、&aname(nen051);太平記の文では正月１３日だが、頭...
正月１２日 時氏父子入洛
同１４日 桃井直常も入洛す。
同１６日 足利高経は直冬を供奉して入洛し、此日時氏淀...
-＊５２、&aname(nen052);『家譜』Ｐ６３．２月４日尊氏は大...
-＊５３、&aname(nen053);『家譜』でもＰ６３～６５に２月４...
-＊５４、&aname(nen054);『山名家譜』では、山名勢は尊氏の...
-＊５５、&aname(nen055);『家譜』Ｐ７７に五男時義１６歳に...
#back(,right,0)
*正平17年(1362)～正平２３年(1368)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1362|正平17年6月3日&br;康安2年|山名時氏、五千余騎にて伯...
|~|~|一方へは、師義（師氏）を大将とし二千余騎、備前、備中...
|~|正平17年|一勢は、多治目備中守[[＊５８>#nen058]]、猶崎...
|~|~|秋庭三郎[[＊５９>#nen059]]、水も兵粮も沢山なる松山の...
|~|~|備後へは富田判官秀貞が子息弾正少弼直貞、八百騎[[＊６...
|~|~|宮下野入道の城を攻めんとする時、石見国より足利直冬五...
|~|~|但馬国へは山名師義・氏冬・小林重長を侍大将にて二千余...
|~|~|丹波の守護仁木義尹が待ちかまえていて、また将軍の命令...
|~|~|山名の勢は、わずか七百余騎、兵粮乏しく、人馬ともに疲...
|1363|正平18年4月18日&br;貞治2年|山名時氏父子伯耆を発し京...
|1366|正平21年|当時は神主＝坊主であった。時氏は山名郷での...
|1367|正平22年3月29日&br;貞治6年|中殿の御会にあたり、山名...
|~|12月7日|義詮、逝去す。（３８歳）|『太平記』巻４０|
|1368|正平23年4月17日&br;応安元年|山名時氏・三男氏冬・四...
|~|5月15日|山名時氏、并子息中務少輔、御所において始行。|...
|~|8月28日|日吉神社神輿入洛の風聞。朝廷延暦寺の訴訟を裁許...
|~|8月29日|衆徒神輿を奉じ西坂本に降る。諸将の警固。山名時...
|~|(月日不詳)|将軍義満、評定衆を定めらる。山名時氏、仁木...
**
#back(,right,0)
-＊５６、&aname(nen056);『家譜』Ｐ６８時氏父子五千四百騎...
-＊５７、&aname(nen057);『家譜』Ｐ６８では、師義、義理、...
-＊５８、&aname(nen058);『太平記』巻３８注に多治部備中守...
-＊５９、&aname(nen059);『太平記』注では備中の飽庭氏か、...
-＊６０、&aname(nen060);『太平記』巻３８注では高越後守師...
-＊６１、&aname(nen061);『太平記』巻３８では陶山備前守だ...
-＊６２、&aname(nen062);『家譜』では、富田判官秀貞、同弾...
-＊６３、&aname(nen063);『家譜』には、宮下野入道との戦い...
-＊６４、&aname(nen064);山名が南朝方から将軍方についた理...
『太平記』では、山名の方から将軍家に申し出たとなっている...
二つの史料には、相違があるが、山名の勢力が南北朝の対立の...
-＊６５、&aname(nen065);山名中務大輔を氏冬、民部少輔を氏...
-＊６６、&aname(nen066);後鑑では『花営三代記』より引用し...
#back(,right,0)
*正平２４年(1369)～天授２年(1376)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1369|正平24年正月22日&br;応安2年|六條八幡宮御社参。役人...
|~|2月7日|楠木正儀、幕府に投降。|『花営三代記』|
|1370|建徳元年正月5日&br;応安3年|山名時氏の３男氏冬が死去...
|~|正月18日|御評定始。日次事。十日依山名氏冬去五日事御斟...
|~|4月|将軍義満、細川頼之をして河内、和泉に向わしむ。|[[②...
|~|~|山名時氏、父子もこれに従い、４月８日京都を発し１５日...
|~|~|時氏父子、今川泰範は一万五千騎で千剱破城に向い、龍泉...
|~|~|１１月細川頼之諸将と計りて、時氏をして和泉、河内の内...
|~|6月18日|一方内談始行。山名義理。|『花営三代記』|
|~|12月|山名時氏老年に及ぶにより、領国但馬、因幡、伯耆、...
|~|~|丹波、丹後、紀伊、和泉、備後、隠岐、出雲十一カ国を家...
|~|~|将軍家許容あり、よりて十一カ国を以って子息に分ち与え...
|1371|建徳2年2月28日&br;応安4年|山名時氏死去。行年６９歳|...
|~|建徳2年6月22日|南方渡河事。一方上瀬。放手渡。|『花営三...
|~|~|細川頼元、山名義理、氏清、楠木正儀。||
|~|8月6日|南征諸軍上洛。山名義理、氏清等。|『花営三代記』|
|1372|文中元年正月23日&br;応安5年|小侍所沙汰始。山名右衛...
|~|2月10日|六條八幡宮御社参。供奉人馬打次第山名宮内少輔（...
|~|10月17日|幕府、丹波守護山名氏清をして、稲岡某押領する...
|~|11月1日|幕府、山名氏清をして、中澤一族の吉田社領丹波味...
|1373|文中2年12月19日&br;応安6年|幕府、丹波守護山名氏清を...
|~|12月27日|山門神輿造替沙汰執行される。貢馬内覧二番。鴾...
|~|(月日不明)|伊勢国合戦。山名氏清、仁木義長を破る。|『後...
|1374|文中3年1月24日&br;応安7年|守護山名氏清、東寺領丹波...
|~|4月28日|佐女牛八幡宮御社参。次近習の人々に山名時義（干...
|~|12月25日|貢馬内覧。二番。黒駮。山名師義。||
|1375|天授元年3月27日&br;永和元年|石清水八幡宮御社参。供...
|~|6月5日|山名、佐々木家臣闘争。死傷数人。|『後鑑』|
|1376|天授2年3月11日&br;永和2年|山名右衛門佐入道（師義）...
|~|7月19日|山名時義被官衆地下人と芋洗橋に戦う。山名方６人...
|~|7月20日|時義、雪辱のため軍勢を発向せんとするが、義満に...
|~|閏7月5日|山名右衛門佐入道後家他界。|『花営三代記』|
|~|12月27日|貢馬。二番鴾毛。山名時義。||
**
#back(,right,0)
-＊６７、&aname(nen067);『豊岡市史』上巻Ｐ２２８『山名時...
『室町幕府守護職家事典』下巻に所収によれば、現存資料で、...
-＊６８、&aname(nen068);『後愚昧記』に、山名左京大夫入道...
#back(,right,0)
*天授３年(1377)〜天授6年(1380)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1377|天授3年2月28日&br;永和3年|山名氏清、父時氏の七回忌...
|~|7月18日|侍所山名氏清の兵、近江国仏覚寺に悪党等（強盗等...
|~|7月24日|山名修理権太夫（義理）計沙汰被始行。|『花営三...
|1378|天授4年2月9日&br;永和4年|若宮八幡宮御社参。役人。御...
|~|3月27日|犬追物馬場始。着座人々。御座山名修理権太夫（義...
|~|11月7日|細川右京大夫（頼元）、紀州へ発向。山名修理権太...
|~|11月21日|紀州より、脚力到来。宮方去１７日夜没落。|『花...
|~|12月4日|紀州発向人々帰京。但、近江、摂津、播磨、備前勢...
|~|12月5日|南方進発軍士内、少々帰洛之輩等、丹州守護彼随一...
|~|12月11日|丹州守護代廰鼻和入道、三條公忠と面談し、贈物...
|~|12月16日|足利義満東寺に陣す。|『後愚昧記』|
|~|12月17日|三條公忠、東寺の山名氏清の許へ馬一疋を送る。...
|~|12月19日|廰鼻和入道、早朝三條公忠を訪れ、馬を賜わった...
|~|12月20日|夜、山名義理、氏清、南朝方征伐の為発向。淀津...
|1379|天授5年1月22日&br;康暦元年|山名義理、氏清、時義、土...
|~|1月23日|土丸城没落の由。|『花営三代記』|
|~|2月6日|侍所沙汰始。干時山名民部少輔（義幸）|『花営三代...
|~|2月9日|山名義理、氏清、時義、紀州有田軍藤浪に打入、湯...
|~|2月11日|山名義理等、石垣城を陥いる。|『後鑑』[[＊７２>...
|~|7月25日|右大将家御拝賀。先陣山名民部少輔（干時侍所、随...
|~|8月日不明|山名時義、備後国を賜る。|[[②家譜Ｐ７８>山名...
|~|12月3日|山名讃岐守（義幸）、中国援兵（時義）の為進発。...
|~|12月7日|貢馬引次第。二番山名左京大夫跡。|『花営三代記』|
|1380|天授6年7月17日&br;康暦2年|和泉国守護山名氏清、橋本...
|~|7月20日|山名氏清が合戦で討取った橋本民部大輔等の首十一...
|~|8月23日|紀州、高野政所并隅田一族等没落。|『花営三代記...
|~|9月7日|紀州生地城没落。|『花営三代記』|
|~|12月22日|幕府管領斯波義将、義満の命により、丹波国東寺...
**
#back(,right,0)
-＊６９、&aname(nen069);舎弟駿河守、同陸奥前司、舎弟修理...
-＊７０、&aname(nen070);『後愚昧記』１２月２３日伝聞、紀...
-＊７１、&aname(nen071);和泉国土丸城。
-＊７２、&aname(nen072);『花営三代記』では、軍勢を石垣城...
-＊７３、&aname(nen073);『山名陸奥守氏清公略年譜』では侍...
-＊７４、&aname(nen074);『花営三代記』には、山名讃岐守（...
-＊７５、&aname(nen075);大阪府史第三巻Ｐ７５４『紀伊の隅...
#back(,right,0)
*弘和元年(1381)～元中６年(1389)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1381|弘和元年1月24日&br;永徳元年|山名氏清、大軍を以て泉...
|~|1月25日|山名氏清土丸城入城。|「南朝編年記略」（④氏清年...
|~|9月9日|山名氏清（丹州、泉州両守護）上洛。直ちに、内府...
|1382|弘和2年閏正月24日&br;永徳2年 [[＊７６>#nen076]]|山...
|~|春|山名氏清、河内・和泉・摂津を取り、勢大いに振う。[[...
|~|8月6日|幕府、再度山名氏清をして、中澤の東寺領押領を禁...
|1383|弘和3年7月25日&br;永徳3年|幕府三度御教書を山名陸奥...
|~|8月某日|山名氏清、丹波勢一千五百騎を率いて、播磨国清水...
|1385|元中2年12月3日&br;至徳2年|幕府、山名氏清を山城国守...
|1386|元中3年9月2日&br;至徳3年|赤松氏則、播磨国清水で戦死...
|1388|元中5年3月16日&br;嘉慶2年|楠木正勝、舎弟正元、和田...
|~|3月17日|南軍恩地満正、貢志、崎山等討死して敗れ、千剣破...
|1389|元中6年3月4日&br;康応元年|義満、安芸国厳島神社参詣...
|~|3月17日|山名時熈、備後国より参る。父時義は病によりて参...
|~|3月26日|義満帰洛。|『後鑑』（厳島詣記）|
|~|3月27日|徒歩より帰路せし人、山名満幸等。|『後鑑』（厳...
|~|5月9日|山名時義、但馬国において卒去（４４歳）。|[[②家...
|~|~|竹野の圓通寺に葬る。（『後鑑』では５月４日となってい...
|~|5月頃|山名伊豆守（義熈）、備後国の守護となる。[[＊７９...
|~|8月某日|義満、山名時熈、氏之に上洛すべき旨を命ず。兄弟...
**
#back(,right,0)
-＊７６、&aname(nen076);『後鑑』所収『和漢合運』には、楠...
-＊７７、&aname(nen077);大阪府史巻３によれば、山名氏清の...
-＊７８、&aname(nen078);『後鑑』では５月４日となっている。
-＊７９、&aname(nen079);時氏の死後、備後国の守護となった...
#back(,right,0)
*元中７年(1390)～元中８年(1391)１１月
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1390|元中7年2月某日&br;康応2年|義満、山名氏清、満幸に時...
|~|3月14日|山名時熈、但馬国圓通寺にに竹野郷内曽木谷を寄進...
|1390|元中7年3月17日&br;康応2年|氏清、満幸、軍勢を率いて...
|~|3月18日|細川頼之、備後国の守護となる。|『後鑑』[[＊８...
|~|明徳元年9月17日&br;(3月26日改元)|山名氏清、但馬国一宮...
|1391|元中8年8月某日&br;明徳2年|山名時熈兄弟潜かに京に上...
|~|10月10日|山名氏清、和泉より淀まで登りし時、満幸京より...
|~|10月11日|山名氏清、宇治にて義満を迎え紅葉の遊覧を約し...
|~|11月8日|山名満幸、出雲国守護を免ぜられ、丹後国へ追下さ...
|~|~|山名満幸、和泉へ赴き氏清に京都へ攻め登るように説く。||
|~|11月10日|山名氏清、南朝に帰順し、幕府の討伐を請う。南...
|~|11月某日|義満、山名時熈兄弟を赦免す。|『明徳記』|
**
#back(,right,0)
-＊８０、&aname(nen080);『山名家譜』では年号は明徳となっ...
-＊８１、&aname(nen081);家譜の年号は康応となっている。（...
-＊８２、&aname(nen082);『山名家譜』時熈は領国に楯籠り防...
『明徳記』山名播磨守（満幸）ハ伯耆国ヲ追罸シテ。ヤガテ当...
『妙心文書四』明徳元年８月１１日前美濃守（氏清の家臣）よ...
-＊８３、&aname(nen083);『明徳記』細川武蔵入道常久ハ四国...
-＊８４、&aname(nen084);『明徳記』満幸について次のように...
時熈退治ノ後ハ、四ヶ国ノ守護職ヲ持テ権勢氏族ニ越エタリ。...
#back(,right,0)
*元中８年(1391)１２月
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1391|元中8年12月17日&br;明徳2年|山名満幸、兵を起し丹後国...
|~|12月19日|河内国守護代遊佐国長、山名氏清が合戦の用意を...
|~|12月23日|山名中無大輔（氏家）、都を落ち、八幡へ馳せ下...
|~|12月24日|義満より、山名義理へ反乱を止めるよう諭す。義...
|~|~|（義理は氏清をいさめるでも無し、和歌山からも出ない）...
|~|~|山名氏清、山城国、和泉国、丹波国、但馬国、摂津国東成...
|~|12月25日|義満、諸将を召て軍の評定。[[＊８９>#nen089]]|...
|1391|元中8年12月26日|将軍方の布陣決まる。|『明徳記』|
|~|~|○今川泰範&br; 赤松顕則、佐々木高満都合八百余騎東寺&...
|~|12月27日|幕府、山崎神人等をして山名氏清等入京の路次を...
|~|12月29日|山名勢、洛中に向かって進撃を始める。||
|~|~|・山名氏家、三百余騎八幡を発し、大渡を越え、淀より藤...
|~|12月晦日|◎丹波勢の中で久下、長澤の二人、内野の陣へ加わ...
|~|~|◎山名上総介（高義）、小林上野守（重長）、二條大宮へ...
|~|12月晦日|・山名氏家五百余騎にて、猪熊を上に押し寄せ、...
**
#back(,right,0)
- ＊８５、&aname(nen085);『後鑑』では『明徳記』を引用して...
満幸が挙兵の準備をしていたころ、氏清の行動について『明徳...
- ＊８６、&aname(nen086);中務大輔を『後鑑』では氏冬とし、...
- ＊８７、&aname(nen087);義理のことを匠作と記述している。
- ＊８８、&aname(nen088);『明徳記』に、氏清の妻が１２月２...
- ＊８９、&aname(nen089);『山名家譜』には１２月２５日の軍...
|TC:transparent|||c
|今川泰範|八百騎|久我畷|
|細川常久、頼元 |二千騎|中御門大宮表|
|赤松義則|七百騎|西大宮朱雀|
|畠山基国|八百騎|神祇官の北|
|大内義弘|五百騎|二条大宮|
|一色詮範|三百騎|猪熊|
|佐々木詮高|七百騎|一条大路のかたわら、勘解由小路|
|時熈兄弟|二百騎|将軍家の本陣に備う|
#back(,right,0)
- ＊９０、&aname(nen090);満幸と氏清との間の合戦は２７日と...
- ＊９１、&aname(nen091);久下・長澤の者共３０余名前夜に降...
- ＊９２、&aname(nen092);『群書類従』所収『明徳記』には上...
- ＊９３、&aname(nen093);最初の計画では、満幸の勢は西ノ京...
- ＊９４、&aname(nen094);満幸既に討たれんと見ゆる時、松田...
- ＊９５、&aname(nen095);氏清は西の七條へ打出たところで上...
- ＊９６、&aname(nen096);氏家は因幡勢を率いて猪熊を上に攻...
- ＊９７、&aname(nen097);時熈、既に討たると見えける時、垣...
- ＊９８、&aname(nen098);氏清は一旦丹波へ引き下り、分国の...
- ＊９９、&aname(nen099);氏清の勢のうち、金野、高山、宇屋...
#back(,right,0)
*元中９年(1392)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1392|元中9年正月1日&br;明徳3年|義満、一色詮範亭より室町...
|~|正月4日|乱後の論功行賞がおこなわれる。&br; 山城国（畠...
|~|正月10日|細川頼元御教書を下し、山名追討の事出雲国須波...
|~|2月13日|大内義弘、山名義理征伐のため出発。|『明徳記』[...
|~|2月18日|山名満幸、因幡国青屋の庄にて遁世す。[[＊１０３...
|~|2月19日|土丸城失陥[[＊１０４>#nen104]]|「南朝編年記略...
|~|2月25日|山名義理、紀伊藤代城を去り、由良に奔す。[[＊１...
|~|2月26日|南朝、野上親成をして山名義理を救援せしめようと...
|~| |内軍と和佐山に戦う、南軍破れて湯浅城に退き、親成、大...
|~|2月28日|山名義理、由良の興国寺塔頭思遠院にて出家し、伊...
|~|3月2日|細川武蔵守頼之入道常久卒。[[＊１０７>#nen107]]|...
|~|閏10月5日|後亀山天皇神器を後小松天皇に譲る。（南北朝合...
|~| |元中九年の号を停めて、明徳三年となる。|「南朝編年記...
|~|12月|幕府、京都内野に明徳の乱の追善の為法華万部経会を...
**
#back(,right,0)
-＊１００、&aname(nen100);因幡国については『明徳記』正月...
『室町幕府守護制度の研究』下では『大乗院日記目録』明徳３...
山名満幸は、丹波路を落ちゆき、丹後国、伯耆国へと落ち下り...
氏清の子息、宮田左馬助兄弟は丹波国畑の城に一時籠っていた...
山名氏清の妻は和泉国堺にいたが、氏清の死を聞き、土丸をさ...
-＊１０１、&aname(nen101);『明徳記』日付の記載なし。佐々...
駿河守の父、上卿入道が降参し、駿河守も切腹、一戦も交えず...
-＊１０２、&aname(nen102);『明徳記』大内義弘は２月１３日...
山名義理は大野にあって、舎弟草山の駿河守に美作勢を差副て...
#back(,right,0)
-＊１０３、&aname(nen103);『明徳記』本文中では正月となっ...
-＊１０４、&aname(nen104);『山名義理・同高義の拠る土丸、...
土丸城陥落の前、赤松義則が、一千八百余騎で美作国の者は皆...
-＊１０５、&aname(nen105);『明徳記』では、義理と同船した...
-＊１０６、&aname(nen106);『明徳記』『山名ノ中務大輔（氏...
-＊１０７、&aname(nen107);『明徳記』臨終の刻、舎弟頼元を...
#back(,right,0)
*明徳４年(1393)～応永５年(1398)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1393|明徳4年2月5日|山名満幸・塩冶遠江入道、出雲国三刀屋...
|~|4月11日|義満、河野通能に命じ、伊予国の軍勢を伯耆国に発...
|~|10月19日|泉州堺において犬追物あり。山名時熈（七匹）|「...
|~|10月21日|又、和泉堺において犬追物あり。この日、若君始...
|1394|明徳5年4月19日|義満、但馬国圓通寺に寺領寄附。|[[②家...
|~|(応永元年)| | |
|~|11月24日|山名満幸挙兵の報あり、この日赤松義則、之を討...
|1395|応永2年3月10日|侍所別当京極高詮、山名満幸を京都五條...
|~|3月20日|義満、山名満幸誅罸の賞として、出雲・隠岐両国守...
|1398|応永5年|この年、義満、三職七頭を定む。|「南方紀傅」...
|1399|応永6年9月21日|山名氏清の子息、宮田時清・宮田氏明、...
|~|10月13日|大内義弘、兵を率い和泉堺浦に到る。[[＊１１２>...
|~|10月27日|義満、絶海中津を使者として堺に派遣し、大内義...
|~|~|義満、各社寺に戦勝を祈願させる。|「柳原家記録」（①大...
|~|11月5日|山名時熈兄弟、宮田時清を討つため丹波に向う。将...
|~|11月8日|細川頼基、京極高詮、赤松義則、都合八千余騎にて...
|~|~|義満、東寺に陣す。御共の人々畠山基国、同満家、斯波義...
|~|11月14日|義満、八幡に陣し、其の日八幡より、管領、前管...
|~|11月21日|足利満兼、幕府を援くと称して、武州府中へ発向...
|~|11月27日|山名時熈、丹波国から帰陣す。[[＊１１７>#nen11...
|~|11月29日|幕府の兵、大内義弘の堺城を攻める。|『堺記』、...
|~|~|山名右衛門佐入道（時熈）、同民部少輔をはじめとして一...
|~|12月7日|丹波国の合戦で、宮下野等が討死。|『東寺光明講...
|~|12月21日|泉州堺合戦。|「堺記」|
|~|~|山名民部少輔の勢、北の陣で戦い、杉備中守を討取る。[[...
|~|~|山名の入澤、山名の草山、北の陣で杉豊後守と戦い討死し...
|~|~|堺城落城。堺の町は灰塵に帰す。||
**
#back(,right,0)
-＊１０８、&aname(nen108);『後鑑』では『東寺王代記』を引...
-＊１０９、&aname(nen109);明徳３年正月の論功行賞で出雲、...
-＊１１０、&aname(nen110);『茲年相国武家の三職七頭を定む...
『山名家譜』Ｐ９４応永５年１１月、義満領四職を定む。細川...
-＊１１１、&aname(nen111);山名氏清の長男時清と次男満氏は...
-＊１１２、&aname(nen112);義満の度々の上洛命令にかかわら...
『南方紀傅』には『和泉、紀伊、筑紫、中国の勢、堺の城に充...
#back(,right,0)
-＊１１３、&aname(nen113);大内義弘は、鎌倉公方足利満兼と...
-＊１１４、&aname(nen114);『山名家譜』では、将軍家により...
『山名家譜』ではさらに１１月６日に丹波国に着き、久下、長...
時熈すなわち太田垣左近丞、志賀八郎を使とし、此旨を京都に...
-＊１１５、&aname(nen115);『応永記』では、六千余騎となっ...
-＊１１６、&aname(nen116);満兼は大内義弘と内通して京都を...
#back(,right,0)
-＊１１７、&aname(nen117);応永６年１１月５日の注に記す。
-＊１１８、&aname(nen118);１１月２９日の合戦は激戦で『敵...
１１月２９日の合戦と、１２月２１日の合戦（大内義弘の討死...
◎土岐詮直の反乱の反乱
土岐詮直、尾張国に討入、地下の者共を合わせ７００余騎にて...
◎山名氏清の嫡子宮田時清の反乱
宮田時清、丹波国宮田に打入り、都へ登り、京中を焼払い、八...
時清は三百騎で追分まで行ったが、八幡からは小番の衆二頭が...
萩野源左衛門が先陣となり、佐々木の小原の陣に打ちかかった...
宮田時清は大館の陣に打ちかかると、宮の上野は大将宮田を討...
今川の奈古屋も宮田の勢の中にやぶって入り、１０数人を討取...
近江国住人勝眞田の遠江守は、奈古屋と一所に討死しようと、...
宮田は人馬の息をつかす為、引き返し、幕府方も本陣に引きあ...
この戦いの後、泰範は１２月２１日の堺の合戦に加わり、堺城...
◎京極五郎左衛門の反乱
京極五郎左衛門、近江国に打越、甲良庄へ打入って、さんざん...
#back(,right,0)
-＊１１９、&aname(nen119);山名時清が宮田に打入り、都へ向...
『佐竹文書』
去七日於丹波八田庄、山名宮内退治の時、若党４人討死、剰令...
応永六年十二月十五日
曽我平治右衛門殿 ...
（満）花押
この文書で去７日は『後鑑』では１２月７日としているが、合...
１２月７日の同じ日に２ヶ所で合戦がおこなわれたことになる...
『山名常熈関係略年表』『山名常熈と禅刹』所収では、応永６...
-＊１２０、&aname(nen120);「堺記」では山名民部少輔としる...
-＊１２１、&aname(nen121);「堺記」では山名の入澤、同草山...
#back(,right,0)
*応永７年(1400)〜応永１２年(1405)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1400|応永7年正月24日|因幡守護山名氏家、幕府の旨を奉じ、...
|~|6月1日|但馬守護山名時熈、同国興布土荘地頭職内の三十石...
|~|6月19日|幕府、因幡守護山名氏家をして山城鞍馬寺領因幡日...
|~|8月19日|幕府、因幡守護山名氏家をして、東福寺領同国古海...
|~|11月28日|但馬守護山名時熈、同国大同寺の寺の寺規を定む...
|1401|応永8年3月2日|山名時熈、備中守護となる。佐々木筑前...
|~|7月16日|幕府、三重政信の請に依り、備中守護山名時熈をし...
|~|8月3日|備後守護山名時熈、山内熈通をして同国地田荘を安...
|~|11月9日|幕府、但馬守護山名時熈をして田公正恵に宛行いし...
|~|是年|義満、山名氏清一族進福のために北野に経王堂を建つ...
|1402|応永9年6月1日|石見守護山名氏利、同国周布兼宗をして...
|~|6月11日|石見守護山名氏利、同国益田兼世知行分所々公田の...
|1402|応永9年6月24日|山名時熈、因幡国津井郷・・・国衙領分...
|~|7月19日|幕府、備後守護山名時熈をして、高野山金剛峰寺領...
|~|8月10日|石見守護山名氏利、吉田上野入道をして同国吉田郷...
|~|8月|但馬守護山名時熈、安田孫三郎をして但馬国楽前荘地頭...
|1403|応永10年6月17日|幕府、伯耆守護山名氏之をして、同国...
|~|9月8日|備後守護山名時熈、佐々木筑前入道をして、祇園社...
|1404|応永11年4月24日|伯山名澄幸、同国束積の内津間分を同...
|~|4月26日|これより先、幕府、山名時熈に安芸国を御料国とし...
|~|5月19日|山名持豊（少名を小次郎）生まれる。父時熈、母師...
|~|6月12日|南溟昌運、但馬楞厳寺常楽院寺規を定める。|「楞...
|~|6月26日|幕府、安芸守護代山名満氏（氏清の子）をして同国...
|~|7月2日|但馬守護山名時熈、同国二方荘公文職を同国厳寺に...
|~|8月3日|安芸守護代山名満氏、吉川経見をして、其所領を安...
|~|11月9日|幕府、吉川経見が安芸守護代山名満氏の手に属し、...
|~|11月15日|石見守護山名氏利、益田兼世をして、本領を安堵...
|1405|応永12年1月5日|石見守護山名氏利、同国益田越中入道を...
|~|10月4日|但馬守護山名時熈、同国興布土荘内の地を興布土徳...
|~|12月11日|安芸守護代山名満氏、吉川経見をして、同国平田...
**
#back(,right,0)
-＊１２２、&aname(nen122);因幡守護は、『大日本史料』の注...
-＊１２３、&aname(nen123);「山名常熈関係略年譜」『山名常...
-＊１２４、&aname(nen124);高屋での合戦について、「平賀系...
応永１０年１２月１１日、平賀宗良が討死、要害を攻め、三年...
*応永１３年(1406)〜応永２３年(1416)
|40|140| |CC:#ccff99 140|c
|1406|応永13年3月15日|安芸守護代山名満氏、吉川弾正少弼の...
|~|3月23日|山名時熈、但馬円通寺内大智庵に敷地を安堵する。...
|~|閏6月5日|山名時熈、安芸の軍事を平賀弘章、毛利光房に問...
|~|6月6日|是より先、時熈後小松天皇に月菴和尚の追謚を求め...
|~|6月26日|幕府、安芸に軍勢を発向することを止め、守護代山...
|~|7月20日|幕府、山名熈重を安芸守護代に任ずる。|「毛利家...
|~|7月31日|山名熈重、安芸守護代として安芸国に赴く。|「毛...
|1406|応永13年8月|是月、但馬大同寺茂林興樹、月菴行実・・...
|~|10月4日|但馬守護山名時熈、同国興長寺に園部道場の萬雑公...
|~|11月8日|石見守護山名氏利、同国波多野永寿丸氏秀に、同国...
|~|是年|山名時熈・・・巨川・・・瑞岩竜・・・二四・・・を...
|1407|応永14年1月28日|山名時熈、石見周布次郎・・・兼宗・...
|~|7月2日|幕府、備後守護山名時熈をして、祇園社領同国小童...
|~|12月11日|石見守護山名氏利、益田兼家の所領を安堵する。...
|1408|応永15年3月8日|是日より、２８日迄、後小松天皇、義満...
|~|4月9日|山名時熈、三吉入道、阿須那某へ書状送付したこと...
|~|4月10日|山名時熈、義満の伊勢参宮に供奉する。|「毛利家...
|~|4月25日|山名時熈、金子某の心替に付、早々退治したことを...
|~|5月3日|山名時熈、去月１９日の毛利備中守よりの書状で佐...
|~|5月6日|足利義満没する。（五十一歳）遺骸を等持院へ移す...
|~|~|山名時熈、義満の中陰の間、等持院に祇候する。||
|~|6月24日|山名時熈、三吉入道が要害に楯籠り、他領を侵す故...
|~|8月12日|山名時熈、毛利光房より弓十張を贈られたことを謝...
|~|9月28日|山名時熈、御所より拝領の馬（鴾毛）一疋を毛利光...
|~|12月23日|幕府、伯耆守護山名氏之をして、同国国延保下地...
|~|是冬|但馬大同寺茂林興樹寂する。|「月菴録」（⑥常熈年譜）|
|1409|応永16年1月16日|山名時熈、「月菴録」の刊行に資金を...
|~|~|惟肖得厳、これに跋文を寄す。||
|~|2月5日|但馬国楞厳寺領因幡国服部庄領家職十年の半済満期...
|~|9月5日|足利義持、山名調べに大和国宇田郡の替として、丹...
|~|9月29日|足利義持、但馬国楞厳寺領因幡国服部庄領家職を楞...
|1410|応永17年3月23日|備後守護山名時熈、同国地田比庄内福...
|~|6月9日|幕府、管領斯波義淳を罷、畠山満家を以て之に補す...
|~|8月4日|石見守護山名氏利、同国長野庄内得屋郷地頭職を益...
|~|8月11日|幕府、備後守護山名時熈をして、被官人の同国重永...
|1410|応永17年10月9日|幕府、備後太田垣土佐入道をして、祇...
|~|11月13日|幕府、安芸守護代山名熈重をして、同国造果保地...
|1411|応永18年3月22日|幕府、但馬守護山名時熈をして、南禅...
|~|7月9日|但馬大明寺住持美濃大安寺開山常訴笑堂寂す。|「延...
|~|7月17日|幕府、備後太田垣通光をして、祇園社領同国小童保...
|~|8月17日|幕府、重ねて、安芸守護代山名熈重をして、同国造...
|~|12月11日|石見守護山名氏利、入澤土佐入道をして、益田秀...
|~|12月16日|幕府、石見守護山名左京太夫に令して、同国周布...
|1412|応永19年1月15日|足利義持のもとへ、山名時熈出仕する...
|~|1月22日|足利義持、山名時熈邸に渡御。||
|~|3月4日|足利義持、山名兵部大輔に渡御。||
|~|3月14日|後小松天皇論旨を下し、但馬国楞厳寺に同寺領因幡...
|~|4月10日|細川満元、管領となる。応永２８年７月２５日辞|⑥...
|~|4月29日|幕府、因幡守護山名上総介高に令して、因幡服部庄...
|~|5月20日|山科教興、山名時熈邸を訪れる。|「山科家礼記」...
|~|7月2日|後小松天皇、前美濃済北山大安寺住持笑堂に円応大...
|~|7月18日|幕府、伯耆守護山名右馬頭入道をして醍後寺領伯耆...
|~|8月5日|足利義持、山名駿河入道了順の西山地蔵院領摂津国...
|~|9月4日|但馬楞厳寺開山南溟昌運寂す。|「楞厳寺文書」（①...
|~|9月11日|幕府、東寺修造料として、出雲国段銭及び尾張、越...
|~|~|是日、幕府、備後守護山名時に棟別一疋の徴収を令する。||
|~|11月2日|幕府、安芸守護代山名熈重をして、毛利道心の毛利...
|~|11月22日|山名常勝教清（義理の孫）、入澤土佐入道に令し...
|1413|応永20年1月22日|足利義持、山名時熈邸に渡御|「満済准...
|~|是月|山名小次郎（時熈の子）、足利義持の御前にて元服。...
|~|1月25日|足利義持、義嗣、青蓮院に詣でる。管領、山名八郎...
|~|3月8日|石見守護代入澤康明、幕府の旨を承け、同国益田秀...
|~|6月11日|源持熈（時熈次男）、従五位下となる。|「歴代土...
|~|6月27日|源持熈、刑部少輔となる。|「歴代土佐」（⑥常熈年...
|~|8月15日|南禅寺第七八世嬾室漫稿の著者仲芳円伊寂す。六十...
|~|8月29日|足利義持、日野義資邸に渡御。管領、山名時熈等参...
|~|9月3日|足利義持、山名時熈邸に渡御。|「満済准后日記」（...
|~|10月20日|足利義持、山名時熈邸に渡御。|「満済准后日記」...
|1413|応永20年11月13日|前東福寺住持、但馬宗鏡寺開山金峰明...
|~|是年|後小松上皇、長講堂領その他の別納目録を幕府に渡す...
|~|~|但馬守護山名時熈、同国朝来庄を領する。|⑥常熈年譜|
|1414|応永21年1月22日|足利義持、山名邸に渡御。|「満済准后...
|~|3月12日|幕府、山名宮内少輔を侍所別当と為す。|「満済准...
|~|4月4日|土岐の左京大夫頓益没（六十四歳）。頓益の姉は山...
|~|4月14日|足利義満七回忌により、等持寺にて足利義持法華八...
|~|4月15日|等持寺御八講第三日、山名時熈、卯花枝、短冊、各...
|~|4月22日|備後守護山名時熈、同国地田比荘内奈目良分を山内...
|~|5月6日|後小松上皇、足利義満七回忌追善の法華講を十二日...
|~|6月27日|侍所頭人山名宮内少輔、東寺掃除散所法師の課役を...
|~|8月10日|足利義持、近江永源寺住持道秀松嶺に法を聴かんと...
|~|12月27日|足利義持、南禅寺龍華院領但馬国太多庄寺領分等...
|1415|応永22年1月22日|足利義持、山名邸に渡御する|「満済准...
|~|6月13日|延暦寺衆徒、近江守護六角満高を訴え、日吉社神興...
|~|10月14日|幕府、伊勢国司北島満雅を許す。|「満済准后日記...
|~|10月23日|幕府、御禊行幸供奉雑隼人料の進済を山名時熈等...
|1416|応永23年1月22日|足利義持、山名邸に渡御する。|「満済...
|~|5月27日|足利義持、北野より醍醐寺に赴き、清瀧宮に参詣。...
|~|6月1日|足利義持、兵具を所持する相国寺僧数１０人を侍所...
|~|7月3日|大光明寺の客僧、山名奥州謀反事一部語之。|「看聞...
|~|9月11日|足利義持、南都へ下向。細川満元、斯波義教、畠山...
|~|10月2日|前関東管領上杉金吾（氏憲）、足利満隆が兵を挙げ...
|~|10月7日|足利義持、伏見大光明寺に赴く。細川持元、畠山持...
|~|10月30日|足利義嗣、山城高尾に出奔し、出家す。|「看聞日...
|~|11月3日|足利持氏への御加勢として、京都より山名持熈を差...
* 山名氏編年史参考・関連文献
|10|160|~|c
|>|>|CC:#66ffcc １０００年代|
| |『大鏡』|１０２５（万寿２年）このころ成立、著者につい...
|~|『陸奥話記』|１０５１～６２別名『陸奥物語』、著者不明...
|>|>|CC:#66ffcc １１００年代|
| |『今鏡』|１１７０（嘉応２年）成立。没落期の貴族社会を...
|~|『吾妻鏡』|１１８０（治永４年）４月～１２６６（文永３...
|~|『鎌倉大日記』|１１８０（治永４年）～１５８９（天正１...
|>|>|CC:#66ffcc １２００年代|
| |『愚管抄』|１２２０（承久２年）天台座主・慈圓。漢家年...
|~|『花園天皇宸記』|１２００年代後半。花園天皇。両統の争...
|>|>|CC:#66ffcc １３００年代|
| |『嘉元記』|１３０５（嘉元３年）～１３６４（貞治２年）...
|~|『眞曲抄』|１３０６（嘉元４年）明空、鎌倉時代に流行し...
|~|『園太暦』|１３１１（応長元年）２月～１３５４（延文４...
|~|『庭訓往来』|１３００年代前半期。玄患の作か。鎌倉以後...
|~|『祇園執行旧記』|１３４３（康応２年）～１３７２（応安...
|~|『太平記』|１３４６（正享元年）ころ成立。小島法師か。...
|~|『愚管記』|１３５２（文和２年）３月。関白近衛道嗣の日...
|~|『楠木合戦注文』|不明。『続々群議類従』所収|
|~|『尊卑分脈』|１３６０年頃～１４５０年頃。洞院公定と後...
|~|『後愚昧記』|１３６１（康安元年）～１３８３（永徳３年...
|~|『花営三代記』|１３６７（貞治６年）別名『室町記』、筆...
|~|『増鏡』|１３７４（文中３年）二條良基。編年体の歴史物...
|~|『明徳記』|１３９２（明徳３年）夏～翌年冬。山名氏清の...
|~|『応永記』|１３９９（応永６年）著者不明。別名『大内義...
|>|>|CC:#66ffcc １４００年代|
| |『難太平記』|１４０２（応永９年）今川負世。下克上の風...
|~|『蔭涼軒日録』|１４３５（永享７年）～１４９３（明応２...
|~|『永享記』|１４３６（永享８年）～１４８８（長享２年）...
|~|『応仁記』|１４４４頃（永安年間）～１５５８頃（永禄年...
|~|『細川勝元記』|１４６４（寛政５年）～翌年。著者不明。|
|~|『狂雲集』|室町時代中期に成立。一休の詩集、一休の宗教...
|~|『實隆公記』|１４７４（文明６年）正月～１５３６（天文...
|~|『足利季世記』|１４８７（長享元年）～１５６９（永禄１...
|~|『鹿苑日録』|１４８７（長享元年）～１６５１（慶安４年...
|>|>|CC:#66ffcc １５００年代|
| |『続神皇正統記』|１５００年頃、小槻晴富。|
|~|『蜷川親孝日記』|１５１６（永正１３年）から１５２２（...
|~|『応仁乱消息』|１５２３（大永３年）頃成立。不明両軍の...
|~|『大内義隆記』|１５５１（天文２０年）この頃成立。|
|~|『永禄記』|１５６５（永禄８年）～１５６８（同１１年）...
|~|『二川分流記』|１５７０頃、生島宗竹。細川家の二党派（...
|~|『赤松記』|１５８８（天正１６年）因幡守入道定阿。赤松...
|~|『赤松再興記』|年代著者不明。嘉吉の乱後の赤松氏再興の...
|~|『山名家犬追物記』|不明、別名〔篠葉集〕。山名政豊（『...
|~|『天台座主記』|１５９７（慶長２年）頃。８２４年から１...
|>|>|CC:#66ffcc １６００年代|
| |『勢州軍記』|１６３８（寛永１５年）神戸良政。室町期か...
|~|『寛政重修家譜』|１６４１（寛永１８年）～１８１２（文...
|~|『本朝通鑑』|１６４４（正保元年）～１６７０（寛文１０...
|~|『鹿苑日録』|１６５１（慶安３年）。相国寺鹿苑院の僧録...
|~|『日本王代一覧』|１６５２（慶安５年）小浜藩主・酒井忠...
|~|『大日本史』|１６５７（明暦３年）～１９０６（明治３９...
|~|『陰徳太平記』|１６６５（寛文５年）頃完成、吉川家家臣...
|>|>|CC:#66ffcc １７００年代|
| |『南朝編年録』|１７１３年（正徳３年）跡部良顕。南朝７...
|>|>|CC:#66ffcc １８００年代|
| |『郡書一覧』|１８０１（享和元年）、大坂の書籍商・尾崎...
|~|『郡書類従』|１８１９（文政２年）塙保己一。江戸期以前...
|~|『日本外史』|１８２７（文政１０年）漢文の武家時代史。|
|~|『後鑑』|１８４３頃（天保年間）幕府の儒臣・成島良譲の...
|~|『歴代残闕日記』|１８５８（安政５年）、信濃藩主掘直格...
|~|『続日本史』|１８７３（明治６年）一色重熈。『大日本史...
|~|『史籍集覧』|１８８１（明治１４年）～１８８５（明治１...
|>|>|CC:#66ffcc １９００年代|
| |『大日本史料』|１９０２（明治３５年）刊行始まる、現在...
|~|『系圖綜覧』|１９１５（大正４年）、国書刊行会。『群書...
|~|『平賀文書』|１９３７（昭和１２年）東京大学史料編纂所...
註、本稿では文献の成立年代の明らかなものはその年代に、そ...
他の参考資料
-『国史文献解説』遠藤元男・下村富士男 昭和３２年 朝倉書店
-『史籍解題辞典』竹内理三・滝沢武雄 昭和６１年 東京堂...
**
#clear
#navi
ページ名:
![[PukiWiki]](http://www.yamana1zoku.org/modules/xpwiki/image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")