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清和源氏諸流略系図解題 のバックアップソース(No.3) :: 山名氏史料館『山名蔵』のページ

xpwiki:山名会/刊行物等/山名第5号/P28_清和源氏諸流略系図解題 のバックアップソース(No.3)

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*清和源氏諸流略系図解題 [#i98b3ccd]
CENTER:─ 中世末までの清和源氏の系譜 ─
RIGHT:全國山名氏一族会会長 山名年浩

封建社会の領主と地主の関係は武家政権の時代に大きく展開していった。鎌倉幕府の守護は軍事と行政の任務を与えられていたが、当初は徴税権を持たなかった。鎌倉幕府の後半期からは荘園領主を取り込んで徴税権を得て地方領主化していった。
続いて、室町幕府における守護は守護大名と呼ばれた。守護大名は幕府の権威を背景に領国を支配していった。守護大名35家は次のようになっている。斯波氏、畠山氏、細川氏、一色氏、赤松氏、京極氏、山名氏、北畠氏、土岐氏、今川氏、大崎氏、伊達氏、武田氏、小笠原氏、上杉氏、佐竹氏、六角氏、仁木氏、宇都宮氏、小山氏、結城氏、千葉氏、富樫氏、大内氏、尼子氏、毛利氏、河野氏、渋川氏、大友氏、少弐氏、阿蘇氏、菊池氏、島津氏、宗氏。
変わって、戦国大名はこの守護大名から転進した者や守護代が権力を握った者、国人層から成り上がった者とさまざまであった。守護大名との違いは自らの実力(武力や経済力)を前面に支配をしたことにある。
征夷大将軍は鎌倉・室町・江戸の三つの幕府とも清和源氏が担うことになったことは周知の事実である。当然、平氏以後の武家の棟梁としての位置は高く、大名の数においても多数となっている。ただ、源氏の将軍は源義仲が嚆矢であるが、源氏以外の家系からの将軍もいたことは確かである。鎌倉・室町・江戸の三つの幕府を通じて存在したのは山名氏である。
江戸時代になってからの大名家の系譜は清和源氏125家・宇多源氏11家・村上源氏4家・嵯峨源氏3家・桓武平氏11家・越智氏6家・大江氏7家・安倍氏2家・滋野氏1家・丹治氏5家・藤原氏87家・菅原氏9家・大蔵氏1家・多々良氏1家・紀氏3家・児島氏1家・良蜂氏1家・豊臣氏2家の等280家(藩)の流れが見て取れる。無論、清和源氏が約45パーセントを占めている。

「源」のいわれは北魏の世祖が同族の優位な青年に「源」の姓を与えたのが始まりで、日本では嵯峨天皇の子女50名中33名を臣籍にしたことに始まる。この中で、公家として栄えたのが村上源氏で、武家として栄えたのが清和源氏である。

なお、各家によって同じ一字を名として続ける習わしも見て取れ、興味深い。たとえば、山名氏の豊、島津氏の久、浅野氏の長、京極氏の高、織田氏の信、伊達氏の宗などがそうである。

本略系図では清和天皇以後中世末までの69家を表しており、それ以後の家は割愛している。また、各家の細部に渡る分岐は含んでいない。この期間(880年~1600年)の清和源氏の展開状況を一覧することを目的としたものである。
*系図画像 [#uc5ccc43]
|=系図左半分|=系図右半分|h
|&ref(http://www.yamana1zoku.org/uploads/photos/444.jpg,mw:240,清和源氏諸流略系図);|&ref(http://www.yamana1zoku.org/uploads/photos/443.jpg,mw:240,清和源氏諸流略系図);|

|=額装のイメージ|=印刷面(部分)|h
|=&ref(http://www.yamana1zoku.org/uploads/photos/439.jpg,mw:240,系図の額装例);&br;額代は別途必要|=&ref(http://www.yamana1zoku.org/uploads/photos/445.jpg,mw:240,系図の一部分);|

**系図の使用について [#k4a90282]
#ref(http://www.yamana1zoku.org/uploads/photos/440.jpg,mw:480,right,around,清和源氏諸流略系図の額装例)
会誌「山名」第5号発行(及び総会記念品作成)につき山名年浩氏に「清和源氏諸流略系図」のご提供を頂きました。
掲載にあたって事務局にて、「平家追討源氏六人」・「御門葉武将」等の目印と、 最近判明した山名の諸氏を若干追加させて頂いて居ります。
貴重な史料を快くご提供下さいました山名年浩氏には深謝申し上げます。
RIGHT:事務局

***系図の仕様等 [#w32b336d]
-系図の寸法は約30センチ×84センチ(A3横方向2枚分)。
-紙質は表装などにも十分に対応できる特殊厚紙を使用。
-作成部数は500部。
-ご希望の方には、お分け出来るように準備を進めています。
-系図自体は千円程度の配賦価格を考えています。


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